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![]() ご存知の方はご存知であろうが、彼らアタリ・ティーンエイジ・ライオットは、フジロックフェスティバル'99の2日目に登場する。そしてそれはどうやらジョンスペンサーブルースエクスプロージョンのトリ前のホワイトステージに登場するらしい。 ってことはこの音をフジロックで聴けるわけだよなあ・・・・。すばらしい・・・・・。 と実は手放しで喜べないのが今年のフジロックなのである。 言っておきますが、どうやらその同じ時間帯にはメインのグリーンステージではケミカル・ブラザーズが演奏するらしいんですよ。 こりゃあ非常に困るわけです。 ジョンスペとブラーが、ハッピーマンディズとZZ Topがかぶる、ってことで困った困った言っている自分ですから、ここに来てアタリとケミカルで迷う、ってのはかなり疲労するわけですよ。 そしてこのアルバムを買ったら間違いなく悩むわけですよ。 それにねえ、このアルバムの日本盤には、ライヴCDも付いているときたもんだ。 「これがフジロックで再現される・・・・・」となると煮ても立ってもいられなくなることでしょう。そりゃまずいぞ、まずすぎるぞ! まあ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのフィラデルフィアでのギグレポートを読んでいただいた方はご存知であろうが、自分はそのレイジの前座で彼らのステージを観ている。 そしてそのライヴの内容といえば、これ以上ないと言っていいぐらいに悲惨なものだった。 踊るものどころか、聴く者なし、観る者もなし。 あったのは壮絶なブーイングの嵐と、極悪な音響システムだけだった。 「アタリ」といえば自分にはあの悲惨な光景しか思い出すことができなくて、はっきり言って彼らの印象はまったく良くなかった。 だってその暗い気持ちを引きずっていたせいで、レイジのライヴもまったく楽しめなかったと言ってもいいのだから。 その、「レイジ・リベンジ!!」の気持ちが強いこのフジロックで、アタリのリベンジも!といきたいところだが、前にも言ったようにいかんせん他のメンツが良すぎる。 聴いて迷うぐらいなら、いっそのこと聴かないで、なんにも知らないふりをしてケミカル・ブラザーズを観ちゃおうかな、という気持ちでもいる。 いや、正直言えば、もうどっちを観ようかなってことよりも、まずこのアルバムを買おうかな、ってことでかなり迷っている。 メンツがすごすぎるってことで、このような健全な消費者を失おうとしているフジロック。 これでいいのかフジロック!? いやきっといいのだ。(・・・・わけわからん) ![]()
Last updated: 5/20/99 |