Fuji Rock Festival 99 in Naeba

THREE DAYS IN THE LIFE

うぇぶますたーの3日間

ash
ウェブマスターKatsはこの3日間をこんな風にして過ごしました。 どうでもいいことばっかりですが、自分にとってはいい想い出なのでここに記しておきます。 ライヴレポートはまた別口でありますよん。



7/29(木) フェス前日


朝から仕事。 忙しくてスマッシュのホームページや、自分の掲示板、そしてメールをチェックする暇もなし。

でもなんとか夜の8時に今日の仕事を終了。 同僚に後ろ指を指されながら社内でスーツから普段着に着替える。なんと言ってもべらぼうに重い荷物を抱えながらの出社となったのだから注目されるのも仕方がない。

そして8時半に待ち合わせの場所に行き車でピックアップしてもらう。 今回のフジロックは主にこのホームページの掲示板で知り合った方々とともに行くことになっており、自分達は2班あるうちの後発組。 パンパンの荷物を荷台に積んで、さあ苗場へゴー。 途中でライトに照らされた会場が見えた。 キャンプサイトは傾斜があってかなりきつそう・・・・。 

その後、宿として提供していただいた、hideさんの保養所(会場から車で数分)でいわゆる「Burps組」と合流。 メンバーは、hideさん(神奈川)、Eriさん(埼玉)、Reikoさん(長崎)、mariさん(東京)、だいらさん(東京)、カオルくん(東京)、mitzさん(神奈川&東京(笑))、イクタくん(=Kowalskiくん:神奈川)、そして自分(神奈川)。 2日目に多田さん(東京?)、タナカさん(新潟)、そしてれいくさん(新潟)と合流。




7/30(金) フェス初日


みなさんのお陰で朝飯ばっちり。 会場から車で5分ほどの宿を朝の7時半に出発。 混雑や渋滞、会場内での場所取りを想定しての早い会場入りを目指す。

がしかし、あっけないほど簡単に場内駐車場にたどり着く。 しかし一応開場を待つ長蛇の列が国道まで続いている。 だが程なくして開場&入場。 黄色いリストバンドをつけてもらい、荷物検査。 その後暑い日差しを避けようと、木陰の場所取りを目指す。 しかしこれもグリーンステージ向かって右側の木陰にあっけなく奪取。 そしてこことほぼ同じ位置を3日間奪取。 すばらしい。 近くに生ビールを売っている屋台もあるぞ。 

レジャーシートを敷いた後、オフィシャルグッズを買いに走る人達を尻目にまったりする。 しかしグリーンステージが去年よりも小さいような印象を持つ。ステージ左側に巨大スクリーンがあるのは去年と変わらないけど。 しかし多いぞトンボー!! そしてYKさん(+α)に会う。BGMはイギー・ポップ。

忌野清志郎によるフジロック公式テーマ曲「田舎へ行こう」が場内に流れ、いよいよフジロックフェスティバル'99がスタート。

でも場内はまだそんなに一杯という感じでもないな。 というかみんなゆったりとスペースを取れていていい感じ。 馬鹿大将こと日高スマッシュ社長の挨拶と、前説おやじ2人が挨拶をして、そして前座のようなバンドが登場。 はっきり言ってイマイチよく覚えていない。 

ちょうどこの頃、Kowalskiくんが荷物の置き場所に困っていたアメリカ人女性を我々のスペースに招き入れ、なんだか突然英語を話す羽目に。 久々の英語で頭が回らん。 しかしこの日の午後にはさらにもう1人の外人を招き入れ、そしてそのすぐ後にまた1人アメリカ人を招き入れたKowalskiくん。 自分がレジャーシートのところに帰ってくるたびに見知らぬ外人が増えていて、正直ビビった。そしてみんなやっぱりPHISHがお目当てならしい。 なにはともあれヤキソバを食う。

それはともかく、Rocket From The Crypt組と電撃ネットワーク組とに分かれて、フジロックはスタート。 自分はRFTC組だったが、かなり感動した。 田舎でフェス。 やっぱりデジャヴだわ。 涙出るわ。 前の方はアスファルトなんでちょっと足が痛くなりそうだわ。

そのアメリカ人女性に誘われPHISHを観に再びグリーンステージ前方へ。 暑くて途中でちょっと下がったけれども、なかなか良かった。 途中でKowalskiくんに体当たりをかます。 そしてそのアメリカ人に、「日本でフィッシュを観るって変な感じじゃない?」と聞いたら、やっぱりそうだという。 おまけに数日前に富士山に登ったという。 かなり典型的なアメリカ人だが、真の「フジロック」体験者はこの人か? 一応、「アメリカに帰る前にTamio Okudaは観とかにゃあかんぜ」と言っておいた。

奥田民生をボーっとして前の方で観て、すぐにレジャーシートの方に戻って、またまたまったり。 そうこうしていると、掲示板で告知していた通り、「フェス各日午後3時。『グリーンステージ』と『Virgin Tent、及び飲食エリア』の間にかかる橋のたもとで待つ」、ってな時間になった。 ちょっとだけドキドキしながら入ってみる。 見なれた顔をすぐに発見。 そしてsuzukiくん(福島)、yas-bさん(広島)、ゆりぞうさん(宮城)、ともかずさん(千葉)、kuroさん(東京)、佐藤(トルーパー)潤さん(秋田)、1年ぶりにフジロックで再会で、オランダ留学帰りのSanaeさん(東京)、この後3日とも合うことになるキクさん(大阪)、などと会う。 ゼロじゃなきゃいいや、ぐらいにしか思っていなかったので、かなり嬉しい。 というかsuzukiくんの集合時間とうまく重なったお陰である。 この日、橋のたもとは福島パワーで満ち満ちていた。 yas-bさんのお連れの方にも絶妙な自己紹介をしていただく。

Stevie Salasの轟音ギターをちらほら聴きながら談笑&撮影会。 そして3時半ごろそのsuzukiくんを連れてレジャーシートの場所に戻る。 その後はまたまたまったり。 もうまったりしまくり。 ハイスタも途中までまったり。 チベット出身のNewang Khachongが「フリーチベット!」と叫んでいたが、確かにその気持ちは分かるけれども、自分の中でどうもすっきりしないものがあったので敢えて「フリーチベット」とは叫ばなかった。 

そしてここのコンサートレポートでももうおなじみのしげやん(埼玉)とそのお連れのミチコさんとに会い、なおかつ新GATTAのソウルフレンド、れいくさんにこの時合流。 この頃には合流に手間取っていた多田さんとも合流。 みんなブラック・クロウズのライヴを前に思いっきりテンションが上がる。 そしてなぜかBGMはベックのオディレイと、ザ・フーのベスト盤。 suzukiくんとビールで乾杯。

そしてそのブラック・クロウズのライヴでは爆発しまくり、みんな興奮が冷めやらない。 ここら辺りで苗場にもようやく闇が訪れ、懐中電灯が活躍をし始める。 そして再び「アンダーワールドか、それともレイジか」の議論が再燃する。しかし自分はすでにレイジと決めていたので、迷うことなくグリーンステージに残った。

レイジとアンダーワールドのライヴがものすごいテンションをもって終了し、どっちを観に行った人も満足げだ。 自分はTodos Tus Muertosを観てさらに満足。さらにその前に花火代わりの火吹きパフォーマンスを観られてほんのちょっと心が暖かに。 しかしやっぱり夜は冷え込むなあ。 長袖は必携だわ。

といった感じで初日は終了したが、帰りもこれまた渋滞も無くスムーズに宿に戻る。




7/31(土) フェス2日目


今日はややゆっくり、というか寝坊をしてゆっくり目に会場入りする。 やはり渋滞なし。 ベースキャンプは木陰近くをキープするが、あからさまに昨日よりも客入りが多い。 なんだか初日の倍はいそうな雰囲気である。 人の流れもかなり激しく、乾ききった地面からは砂ぼこりも舞いあがる。 BGMにはビョークなどもあり。

しかしそんな状況にもめげず、suzukiくんは我々のレジャーシートを発見。 まるで待ち構えていたようにさわやかな挨拶を交わす。 でも今日は缶詰を差し入れてくれた。 自分はもうヤケになったかのようにれいくさんと朝からビールを飲む。そしてそんなときに歌うサッカーの会さん(愛知)を見掛ける。

初日と同様に前座バンドが出て、スカパラのステージが開始される。 サウンドチェックでパラパラとトランペットの音がかなりキていたし、なんだかその時点ですでにジャムセッションをしているようだった。 ドラムはブランキージェットシティーの中村達也で、彼のドラムソロからショーはスタートしたが、それを尻目に自分とれいくさん、およびだいら&カオル夫妻とともにDMBQを観にホワイトステージへと向かう。 

砂ぼこりがやっぱり凄まじいが、ホワイトステージとフィールド・オヴ・ヘヴンの間の飲食エリアでまたビールを飲む。 そしてその後、フィールド・オヴ・ヘヴンをぶらぶらしながらまたビールを飲む。 しかしフィールド・オヴ・ヘヴンには奇妙な踊りを踊るものあり、自作のアートを売るものあり、動物虐待の写真を展示するものあり、摩訶不思議な食べ物を売る店あり、といった具合になんだか別世界。 というか人がほとんどいないので、なかなかいい感じに他から隔離されている。 そしてここでちょっと「Hiroko Okano With Tenkoo Orchestra」というバンドを観る。 なかなか独創的な日本人バンドで、踊るヒロコさんが気持よさそうだった。

しかしホワイトステージを経由してグリーンに戻ろうと思ったら、ちょうどBrahmanのステージ終了と重なり、にっちもさっちも行かない状況になる。 恐らくホワイトステージを脱出するのに10分以上はかかったはず。 途中の小川で涼を求める若者も多し。

グリーンに戻るとちょうどUAがステージを行っている。 彼女のことはほとんど知らないが、声はなかなかいいじゃないか。 それにUAなのに(って言い方は変だが・・・)客がたくさんステージ前に集まっている。 これには自分も2度ビックリ。

3時の待ち合わせ場所に行こうとしたが、その前にダンステントに寄ってみる。 これがなかなかいいとこ。 サラウンドで音がすばらしい。 夜、余力があったらぜひ立ち寄ってみたいのだが・・・。

待ち合わせでは去年のフジロック以来の再会となるしずかちゃん(滋賀)と偶然に遭っちゃった。 リンプ・ビズキットのフレッドに会ったばかりというキクさんと、その奥さまとも。 そしてBBCの取材をすっぽかされたらしいsuzukiくんと会い、その近くにいたひらりんさん&Lilyさん姉妹(神奈川)とも遭遇。 yas-bさんとも会い、だいら&カオル夫妻と合流。 レイ・デイヴィスが「You Really Got Me」を演奏し始めたのを期にグリーンステージ前方に行ってみる。  

yas-bさんを連れてBurps Areaことレジャーシートのところへ戻る。 そしてそこでさっきフジロック以来の再会を果たしたばかりのしずかちゃんがうちらのすぐ後ろに陣取っていることを発見。 フジロックって狭い。

ここでYKさん(東京)に38Kさん(大阪)を紹介していただき感謝感激する。うまく言葉も出てこない。

Skunk Anansieを予想外の盛り上がりの中で観て、Limp Bizkitもガーンと観ると、suzukiくんとyas-bさんはさっき以上にまったりしている。 米も食われたらしい。 俺が苦労して家から持ってきて、苗場で磨いだ米を。

ケミカル前にぼーっとしながられいくさんのお連れのタナカさんと合流。 非常にいい方だ。 うちのページもよく見てくださっているらしい。 やっぱりBGMはベックとフーだ。

ケミカルを半分ぐらい観て、ジョンスペに行って、そしてField Of HeavenでPhishを3分ぐらい観たら、「さんきゅー・そー・まっち! しー・ゆー・とぅもろー。 ぐっない!」ってな感じであっけなく終ってしまった。

そんでトイレに入って、グリーンに戻るとブラーのステージがアンコールの最後で「Song 2」。 suzukiくんは声を枯らしていたが、そんな彼を突然に激写。 実はこれがなかなかいい写真に仕上がっている。

 なかなかいい夜だったが、やっぱり帰りはちょっとだけ混んだ。 そして駐車場でちょっとだけみんなとはぐれた。

そして「美人の湯」に1時前に行ったが混んでいた。 でも頑張って入浴した。 結構気持ち良かった。




8/1(日) フェス3日目


もう繰り返すまい。 同様のスタートだ。 フェスもいよいよ最終日だが、不思議と寂しさはない。 それよりも今日の客入りの寂しさが気になる。 そしてsuzukiくんはこの日も朝一番にやってきて、「おはようございます!」という挨拶で目が覚めた。 もうこっちが「おはよう」という前に彼は靴を脱いでいた。 でも嬉しいよ俺は。

Kowalskiくんはプライマルズのマニがダンステントに出るとあって朝から落ち着かない様子。 こっちは昼からワールドレストランでメシを食いまくる。 Catatoniaを観るなどして腹ごなし。 自分の目の前には昨日会ったひらりんさん&Lilyさん姉妹がいた。

3時の待ち合わせタイムにはKazueさん(岐阜)と、またまた羨ましいキクさん、及び彼と待ち合わせの方と遭遇。 ちょっと話しこんで写真を撮ったりして、Burps Areaに戻る。 そしてAshを観終わったころにそのKazueさんがBurps Areaにやってきてくれた。 マンサン話で初対面のReikoちゃんと盛り上がる。 自分はOCSを観に席を立つが、なんだかBurps Areaが恋しくなりすぐに帰還。 あとはお菓子を食いまくり、談笑しまくって、バーナード・バトラーの頃にはすっかり気持ち悪くなっていた。おまけに腰と背中もかなり痛くなっていた。

しかしJoe Strummerの頃にまた凝りもせずにワールドレストランに行き、またしてもメシをガツガツ食う。 食ってばっかりだほんとに。 するとさすがに満腹してトイレに行って、Burps Areaに立ち戻り、ちょっとだけJoe Strummerの演奏を聴いた後、Happy Mondaysを観にホワイトステージに移動。 ピリピリした緊張感の中、花房浩一氏がステージに登場。 そもそも「ロックには疎い」と自ら語っていた彼がハピマンを紹介するとはかなりの驚き。 そんでもってハピマンを数曲堪能。 ホワイトステージを後にする。

グリーンステージに戻った時、ちょうどZZ TOPのステージが始まり、ダッシュしてステージ前に駆け寄っていった。 最前列にはBurps Areaにいらっしゃった方々が大挙して陣取っておられたらしい。 いいことだ。 素晴らしいです。

ZZ TOPの演奏が終り、Burps Areaは感動の嵐に包まれる。あちらこちらで抱きしめあい、それぞれの愛を確認しあっている。 suzukiくんとyas-bさんはPhishの4時間ライヴを体験して、「やっぱフィッシュを見なきゃだめっすよ!!」といった言葉しかでてこない。 うん、みんな満足。 いいことだ。 みんなで写真も撮っちゃう。 これもなかなかの写真よ。 しかし大トリのTodos Tus Muertosの演奏の時には披露と食い過ぎでレジャーシートの上にぶっ倒れていた自分。 大型スクリーンに映った「See you in 2000 somewhere」の「somewhere」の言葉に笑い、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を聴きながら帰路につく。 しかも多田さんを会場に置き去りにしていたこともすっかり忘れて・・・・。




  8/2(月) フェス翌日


またまた宿でまったりして、1人でマッサージ機と戯れた後で帰路につく。

最寄の駅まで送っていただいた後、その足で職場復帰。 あまりの日焼けに、同僚及びお客さんに爆笑される。 そして仕事中にようやく眠気が襲ってきた。 来年のフジロックへ向けての1日が、また始まった。




Special Thanks to 宿でお世話になりました方々: hideさん、れいくさん、たなかさん、mariさん、mitzさん、だいらさん、カオルくん、多田さん、Kowalskiくん、eriちゃん、Reikoちゃん。

本当にありがとうございました。 来年もフジロックでお会いしましょう。 今回お会いできた方々も、お会いできなかった方々も。




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Last updated: 8/ 27/ 99