Fuji Rock Festival '99

GIG REPORT

歌うサッカーの会さん的フジロック - 前編


掲示板ではツッコミの厳しさとボケの鋭さでお馴染みの歌うサッカーの会さんこと浜本高志さんも、怒涛のフジロック'99にキャンプサイトで寝泊りしながら3日間完全に参加されました。


T for 通 Tシャツとフジロック


車で苗場に行けるのをいいことに、Tシャツを大量に持ち込み、3日間DJのごとくとっかえひっかえしてました。

というわけでTシャツでつづる私のフジロック。



1日目前半ジョンスペ「アクメ」Tシャツ


フーリガンのごとくイギリスの旗などを持ち込もうとしたら旗の棒が没収になる。しかし、グリーンステージのオープニングでステージから各国の国旗がばら撒かれている状況をみて「そりゃねぇだろ!」と思わず叫んでしまった。

▼ 電撃ネットワーク

もう一発目から究極の選択。まさに「どっちの料理ショー」(でも、関口宏は大嫌い)の「草薙剛」状態。でも、サッカー大好き人間としては南部さんとギュウゾウ君がFC東京(来年J1昇格予定)のサポーターということもあり、ホワイトステージへ。

なんだかんだ言っても結構人が沢山入ってる。とりあえず「東京コール」を仕掛けるも反応ナシ。当たり前か? ステージにはでっかいドラムとキーボードセット。これは何かあると期待させる。

ライブスタート。4人で「これぞまさしくドラムンベース!」と言いたくなるようなリズムでドッカンドッカンドラムを叩く。結構カッコ良い。絶対この人たちロック好きだよ。真面目にアーティストとして活動すればボアダムスも食っちゃうような気がしてきました。フジロックのライブ盤には是非彼等の曲が入って欲しいですね。そして、いつもの芸に突入。

それにしても凄いのが客のレスポンスの良さ。こんな人たちと国立競技場で日本代表を応援したいと思わせるくらい良いレスポンスでした。まるでウエンブリーにいるみたいです。まぁ、野外ということもあり細かいところでトラブルがあったもののそんなことはお構いなしで芸に徹する彼等は凄かったです。3日間のオープニングとしてはOKです。

このあとグリーンステージに戻ろうしたら大渋滞で20分近く待たされた。これでレイジとアンダーの掛け持ちをする気はなくなりアンダー1本に賭けることに決定!

▼ フィッシュ

とりあえずゆっくりしたかったので空いてる芝生の上でごろ寝状態に。フィッシュは気になっていたのでとりあえず見ることにしたが、音の気持ち良さと眠気に勝てず睡眠モードに。でもそれにしても日差しがかなり残酷に照り付ける。まさに「オーブンのフィッシュ(魚)状態」。

その後、むくっと起き上がると4人でアカペラやっていて終わったときにはなぜか拍手してました。このバンドはもう少し聴いてみないと良さが解らなそうです。

このあと民生のアクト(骨太なロックで結構イカしてた)を見つつフィールドオブヘブンまで紙のあるトイレを捜索しつつ見つからないままテントサイトに戻る途中でトイレタイム。結構キレイでした。

この後の修羅場に備えてテントで休憩。



1日目後半↓↓↓↓↓↓


★ 自作「新堀ギター」Tシャツに赤のツナギ(防寒用)と馬のかぶりもの ★

▼ ハイ・スタンダード

テントサイトにチベット出身ナワンさんのホーミーが「ブォンブォン」と響いてきたので、もうそろそろ戻るかという感じで再入場。このとき論議を読んだ「フリーチベット!」はまだ入場ゲート付近だったので見れず。

それより笑ったのがハイスタ横山君の「富士山」のギターソロ。「悪いけどこんな曲知ってるの(20代後半から上しか) 誰もいないよ」(>この曲が文部省唱歌から削除されたのは単に「東京から富士山が見えないから・・・」という理由だということを永六輔が公演で言っていた。)と友達と突っ込み合いつつ、ハイスタのライブへ。まぁ、アンダーワールドのウォーミングアップには良いだろうと思ったのでPAの後の広い空き地で前の方のタテノリに対抗しつつ、馬のかぶりものをかぶりつつ横ノリで遊んでました。CD持ってない割りには知ってる曲が多いのでバカノリと決めの「ハードコアジャンプ」はきっちり決めないとと無理してたら、ここで足をつること5、6回。足がつっていく過程が自分でもわかるぐらいでした。これじゃ、ウォーミングアップどころじゃないよ(泣)。

それにしても難波君はズルイ人だわ。フレンドリーなMCといい、左手にはテントサイトと3日間のリストバンド。「俺達はお前らと一緒だぜ!」という情熱を凄く感じた姿でした。ライブハウスからの叩き上げで来た人間の強さとやさしさを感じたよ。トンボは上空でモッシュのごとくブンブン飛んでるし。そして、ラスト2曲くらいから前の方でモッシュピットも出来つつこっちはもうそろそろ我慢出来ない状態。そして、難波君の「モッシュは危険だからダメって言われてるけど、でっかい輪ができたらいい感じだよね!」というMCのあとの"Mosh Under The Rainbow"! 思わず、モッシュピットに飛び込んださ。馬のかぶりものをして。自分の行ったモッシュピットはギャルも多いし、めちゃフレンドリー。そのとりまきの中にはちょっと歯切れの悪いMCがクールなイデダイスケ@vibe! なんか「おやつボーイズ」を狙った自分にとって、このシュチュエーションとしては 出来すぎ。勿論、その場にいたカメラマンに大写しにされました(爆)。ハイスタのちょっとナミダもののライブが終わってそこらへんの人とハイタッチをか ましてたら、女の子にかぶりモノごしに「チュー」されました(笑)。ウッドストックみたいに「女の子がトップレス」という絵は見れなかったけど、いい 思い出ができました。

▼ オーディオ・アクティヴ

なんかオーディオ・アクティブには偏見があったけど、カッコ良かったっす。調子にのって足を擦り合わせて踊ってると駄菓子屋でお馴染みの「お化けケムリ」のごとく砂塵を巻き上げて周りに迷惑かけてました。自分もコンタクトなので目がつらいのに。

▼ プロペラヘッズ

プロペラヘッズはアレックスとかいう人がエリック・カントナ(マンU時代に試合中に観客にカンフーキックを噬ましたフランス人。もうちょっと遅ければW杯の優勝メンバーだったのにね)そっくりだったので「かんとなぁ−」と叫んでました。勿論、あの曲ではブンブン踊ってました。ここで外人から馬のかぶりモノをして写真を撮られること数回。外人はこういうのにストレートに反応するのを 初めて知りました。写真に写るのは嫌いだったけどなんか撮られる快感を得たような・・・。

▼ アンダーワールド

アンダーワールドはまさに一生モノのライブでした。ライブ中になんか面白い人にからまれてどう対応していいか困ったし・・・(笑)。カール・ハイドの40代とは思えない激しい踊りとヴォイスを堪能できただけでもここに来た甲斐があったというもんです。
>あとはべズダンスが見れれば成仏できます。

まぁ、レイジを見れなかったのは辛いけどこれだけ楽しければ「OKでーす!」>ナイナイ岡村風で。






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Last updated: 8/ 21/ 99