Fuji Rock Festival '99 | GIG REPORT |
Kowalskiくん的フジロック - part 1 |
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コンサートレポート、そしてディスクレビューではもうおなじみKowalskiさんこと幾田くんも、フジロック'99に3日間参加したんです!
僕にとって2回目のフジロック。 去年は2日目だけの参加だったけど今年は3日間。 とにかくいろんなものを見た。 それは思い入れのあるバンドや有名な曲しか知らないのとか、 初めて聴くものや通りすがりに聴いたのとか、 かわいい女の子とか有名人とか川とか森とか星空とか流れ星とかトンボだったり。 参加者が78000人(?)だったら78000通りのストーリーがある中、 僕の物語の印象に残ったのを。
ご飯も食べて水も買って準備は万端。 備えてるのは2ndアルバムを出してウッドストックにも出て、のりにのってるリンプビズキット。 前回の来日公演を見逃してたのでこれが初リンプ。 自分会議でも2日目の行動計画はリンプを軸として立てられた。 もちろんマスト完全燃焼(僕が)だったのでなるべく軽装になる。 持ち物、タバコ2本と携帯灰皿とペットボトル水。 タバコは始まる前に待ってる時用で、水は飲むのと始まってからばらまいて投げる用だ(セキュリティさんごめんなさい)。 そんなこんなでスカンクアナンシーが終わったので、チョット経ってから前に行くとなんだか凄い人口密度。 それでも前に行くとなんと柵を発見しました隊長! 2日目にして初めてグリーンステージ前に来たので知らなかった。 まあそこは隙を見て柵を越えて(セキュリティさんごめんなさい)中央のブロックへ。でもギュウギュウ。 で、去年のKORNの時もそうだったけどアメリカバンドのローディーってなんで太っててしかもトロイのだろうと思いつつ&ベックを聴きつつ待ってるとリンプ登場&Just Like This(確か)。 どのライブでもそうだけどメンバーが出て来て1発目が始まった時って言葉では言い表せないほど楽しい。 特にこういう激しい系のはバンドも客もいきなりレッドゾーンに突入するのでバンドと客をセットで見るのも楽しいと思う。 しかもこれはリンプビズキットなんだもの。 1にノリノリ2にノリノリ、3,4が無くて5にノリノリって感じでそこはもう記憶が失われるぐらいに凄い。 僕も捕獲されまいと必死で逃げる猿のように飛び跳ねたりモッシュの渦に突っ込む。 ウホー!楽しい! よく見るとウェスはカンフー胴着みたいの着ててメイクも凄い。 そんでギター弾きながらのアクションもなんかカッコイイ。 ウェスの人気が出てくれば(フレッド以上に)リンプはもっと大きくなりそうな予感。 そんでフレッドもやっぱかっこいいのだ。もうボーカルもリズムと化しててとにかくノレる。これが動かずにいられますか? そんでしばらく2ndの曲をやった後、出たー!Counterfeit! 1stアルバム初めて聴いた時からこの曲の最後のギターがカッコ良いところ(笑)でボディサーフィンする事が決定されてたので、残念だけど中央ブロックとも速攻でお別れ。 でも、ああ気持ち良い。 肉弾戦の汗まみれのところから解放され、セキュリティにキャッチされてフカフカマットに着地して浴びる風がなんとも言えない。フジロックサイコー。 その後さっきの柵前のよく見えるしよく踊れるところを確保してノリノリ続行。 それにしてもリンプと僕らのコミュニケーションが楽しすぎる。 「そっちはどうだ、こっちはどうだ?(左右) 後ろはどうだ?最前のお前らはどうだ?」 ってもう嬉しくなってくる(最近ウッドストック見たら同じのやってたけど)。 で、「Tool好きか?」って聞くんだけど周り反応なし。 僕だけ「イェース!」(たぶん某Katsさんも某Wさんも「イェー!」)。 初日にソニックネットの人にインタビューされて来年出て欲しいのはToolって言っといたけど無理かなぁ。 でToolあんまり好きじゃないのかって分かると「Korn好きかー?」 今度はみんな「イェー!」。 デケデケ。 デケデケ。 Blindが始まる。周りも僕もまじかよって感じで超興奮。 「Are You Readyyy?」で柵にのって爆発しようと拳を振り上げたら演奏ストップ。 かなり恥ずかしくなってそそくさと柵から降りる。 爆笑してるうちに「レイジ好きか?」でBombtrack。 イントロ始まっても今度はこっちも警戒しててあんまりのらなかったけど、「It's just another bombtrack」で歌も入って来たと思ったらAメロで終わり。 かなり爆笑。3万人の中指おっ立てによろめいてるフレッド。 セキュリティのおっさんも爆笑してる。 その後ウェスの1人メタリカまるまる1曲でまた客をつかむ。 こいつらホント馬鹿だなぁ。そんでホント楽しいなぁ。 そしてたぶん3日間の中でグリーンステージがもっとも興奮したのがフレッドが客席ど真ん中まできてセキュリティに肩車で乗っかって歌ってた時だ。 僕も柵にのって馬場さんの視線で見てたけど、客席中央に向かって360度全方向から輪になってるのは始めてみた。 実現してないけどビースティーズの円形ステージ以上じゃん! そしてフレッドの「Limp Bizkit In The House!」は反則。 そのままじゃんってのの前に、これが一体感だぜの最高形を見た。 もう嬉しくなってまたボディサーフィンして中央ブロックに。 と思ったけど柵と柵の間に落ちた。 超興奮のライブの締めはFaith。 かくしてフジロックの折り返し地点は終わった。
ビチョビチョのTシャツを着替えて体力回復してるとあたりは夕闇に。 聞こえてくるのは「Hey Boy Hey Girl」。ケミカルブラザーズだ。 踊りながらビールを買いに行き踊りながら飲む。 「Music Response」、「Block Rockin' Beats」で踊りながら前の方へ。 真っ暗なので前の方で引いてあるシートとかにつまづきづつ良い音でスペースのあるとこまで行く。 やっぱり真っ暗なのがダンスには不可欠だと思う。 周りが見えないので踊りながら自分の世界に没頭できるから。 同じダンス系として考えるとなんでunderworldはGステージじゃなかったんだろう。 いや、音とかじゃなくてやっぱでかい方が断然良い。 時々ステージから照らされるライトで見える3万人(?)総ダンス状態を見るとそんな事を思う。 ちなみに知ってる人がいたら教えて欲しいんですが、途中でunderworldのrezのフレーズが聞こえた気がするんだけど実際どうだったんだろう。 まあそれは置いといて、僕は「サレンダー」を持ってないんだけどそれは大成功だった。 できれば前のアルバムも持ってなくて初ケミカルだったらもっと良かった。 だってもう音が良すぎる。 迫ってくるっていうか、浴びせられるっていうか、ケミカルお得意のじょじょに盛り上がってくるトコとかたまらないんだもの。 もう常に身体が動いてる状態でタバコ吸う動作もダンスに含まれてるのだ。 そんな音と身体が合体してる時にある事に気付いた。 隣でナイスバディのお姉ちゃんが踊ってるのだ。 雄叫びあげつつアホみたいに踊り狂ってるこっちにお姉ちゃんも気付く。 チラチラとさりげなくこっちを気にしてる(ような気がする)。 だってステージ見ないでお姉ちゃんの方向いて踊ってるから。 僕の目の前にあるシートがお姉ちゃんのだったらしくそれを片しながらじょじょに2人の距離が近づく(ような気がする)。 そしてあっちも僕に触発されたのかダンスが激しくなる(ような気がする)。 曲のキメのところで手が触れたりして映画の1シーンのよう(セクハラじゃないよ)。 しかし楽しかった変態ストーリーも彼女の友達が帰って来たりジョンスペが気になりだしたので終了。 でも楽しかったー。 後ろ髪引かれつつホワイトステージへ。
今年のフジロック、夜は懐中電灯が不可欠でした。 特にステージ間の道は結構ボコボコしててライトもあるんだけどやっぱり必要。 みんな目的は同じだと思うけど人がたくさんいてなかなか進まない。 またビールを買ってのんびり行く事に。 この道も何往復もしてるので、もうすぐトンボの模型(?)だとかもうすぐ川だとか感覚的に憶えてる。 ホワイトステージに着くとちょうど始まったところだ。 急いで中央の柵付近まで行く。 おお、やってるやってる。 ジョンスペはアルバム2枚持ってて結構好きなんだけどライブはこれが初めて。 っていうかこの流れ全部初めて。 彼等はしょっちゅう来日してるイメージがあるのだけど日本でこんなにデカイところでやるのは初めてなんじゃないだろうか。 そう思って見るとなんか彼等も客も気合入ってるように見えてくる。 でもステージが大きいのにセットがなんだかこじんまりしててもっと大きく使えば良いのにと思う。 それにしてもホントに「レディーース エン ジェントウメン!」って言ってるー。 アクションも何もかも決まりすぎてる。 そして清水さんのドラム! か、かっこいいー。 「attack」ってこんなに疾走感あったっけ? テルミンの音色も苗場の星空用バージョンで気持ち良い。 良かったー。ジョンスペ初見で。 しかしまったり時間を過ぎたころ、踊りすぎで体力も無くなってきてブラーも気になりだしたのでグリーンステージへ。 でもホントにカッコ良かった。
またもや道も混んでて体力も尽きてきたのでもうクタクタ。 そんな時Gステージの方から「tender」が聞こえてくる。 最新アルバムは持ってないけど、 テレビでヘビロテだったので随分お馴染みの曲だ。 疲れた体にちょうど良い心地よさ。 「Love Is The Greatest Thing」とか口ずさみながらシートに帰る。 横には某Dさんと某K君がまったりしてた。 ブラーも初見なんだけど、ステージ見ないで寝っ転がる。 初めて聴く曲ばっかなので、買ってきたCDをワクワクしながら慎重に聴くような感じで気持ち良い。 なんかフェスティバルの夜にピッタシな感じの曲で星空に合う。 しばらくしたら大好きな「beetlebum」が始まる。 この曲のためにジョンスペを途中で切り上げたようなものだ。 このビデオクリップを見た事ある人は分かると思うけど、サビ前の「でっでっでっでっでっでっでっでっで」(笑)。 でスタジオから宇宙へと切り替わるとこがあるんだけど(何言ってるか分からなかったらごめんなさい)ずっと宇宙を見てたのでそんな感じになる。 この曲ホント良いなぁ。 その後「Song2」とかやってたけど僕の2日目は「beetlebum」で終わった。 お腹が減ったのでドーナツをバクバク食べてるとシートに続々とみんな帰ってきた。 それぞれ色々なストーリーを味わってきたんだなぁと思いつつ思いっきり印象に残ったのが某S君の盛りのついた犬のような顔。 そんな彼のブラーレポートもあるし。 余韻を楽しみつつまだもう1日あると思うとフェスが3日間で良かったと思う。 明日も楽しみ。
Last updated: 8/
18/ 99 |