Smash Mouth / Buck O Nine |
これがスマシュマ?! |
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■ Deep Ellum Live, Dallas, TX - 11/30/97
いまだもってとてつもなく当惑している。あいつらがSmash Mouth??? もう彼らがステージに出てきた時の驚きというか、失望というか、あの感覚は一生忘れることはないであろう。
実はこのSmash Mouth、以前にもライヴを見たことがあるのである。なんとBlurの前座で...。そのページを見ていただくと分かるのだけれど、その日、Blurの前座として、Reel Big Fish、MXPX、そして、Smash 「Box」がラインナップされたとの情報を得ていた。そんなものでてっきり一番最初に出てきたメロコア系のバンドがSmash 「Box」で、次に出てきたガタイのいい兄貴をボーカルにしたスカコア系のバンドがMXPXだと思っていたのである。もう言うまでもなかろう。Smash 「Box」は実は、Smash 「Mouth」の誤りで、最初に出てきたメロコア系のバンドがMXPX、そして次のスカコア系のバンドが実はこの日のメインで登場したSmash Mouthだったのである。
そんなものであのデブ、いや体格のいいボーカル、Steveがステージに出てきた時の驚きといったらなかった。隣にいた客と「このバンドなんていうの?」「Smash Mouthだよ」というなんともアホな会話を交わしてしまった私。もうライヴの間、開いた口がふさがらなかった。MXPX=Smash Mouth? それとも別プロジェクト? 分からない!! やっと私のミスに気が付いたのは、帰宅してからSmash Mouth、及びMXPXのWeb Siteを訪れてからのことである。
要は、ほとんど知識無しに彼らのライヴに行ってしまったことが事の発端なわけである。でも本当に見たかったのはSmash Mouthではなく、前座のBuck O Nineの方だったのだ。とは言ってもこちらの知識もほとんどなし、彼らがスカコアやっていることすら知らなかった。ただ単に彼らのアルバムジャケットが気に入ってしまって、なにか面白い音楽をやってくれそうだと期待してライヴに行ったまでの話しである。
そのBuck O Nine、ほとんど見れなかったが、すげえがっかり。そもそもスカコア自体があまり好きではなくて、あのリズムにどうやってノレばいいのかさっぱり分からないのだ。客の方はすごく盛り上っていたが、私はハアアアア...、と大きな溜め息を吐いてしまった。声もいいし、演奏もそつなく上手いのだけれど、なんかだめだ、盛り上れない。
そんなわけで、MXPX、もといSmash Mouthの登場は私にとって、驚きの他には落胆以外の何者でもなかったのである。ファッションセンスは多少向上していたが、あのスコスコスコスコというリズムがだめ。ふつうの8ビートの曲は好きになれそうだったが、スカコアはどうも...。ラジオでとてつもないオンエア率を誇っている「Walkin' on the Sun」や「Why Can't We Be Friends」などなど、馴染みの曲は結構あったのだけれども、なんかなあ...。ごめん。
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Send comments to: Katsuhiro Ishizaki Last updated: 12/ 3/ 97
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