Stereolab / High Llamas |
アメリカ最後の子守歌 |
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■ Trees, Dallas, TX - 12/ 2/97
眠い!! すさまじく眠い!! サンディエゴからダラスに戻ってから思い出したこの日のコンサート。空港からすぐさまTreesに直行だ!!でもここ数日ほとんど寝ていない。3日連続のライヴ、なおかつその間にサンディエゴでのプレゼンテーション(私がしゃべったわけではないのだけれど...)などもあってもう疲労の極致。当日券売り場に並んでいる時にすでに睡魔が襲ってきていた。
その時もう夜の10時をまわっていたが、まだやっと前座のバンドが出てきたところのようである。この7人組のバンド、High LlamasはもろStereolabといった感じで、ゆらゆらした曲が多い。ヴォーカル兼ギターの彼はバンジョー(マンドリン?)も弾いたり、そのバンジョー弾いている間に、キーボードをいじくってみたり、なかなか器用な男である。でもフロント向きの顔ではない。ギターの彼はスライドなど駆使しながら、テレキャスターでなかなかいい音を出している。ヴァイオリン、フィドルの音も気持ちがいい。でもこの日の場合、この気持ちがいいというところが困ったところで、眠気に更に拍車がかかってしまう。ううん、ソファーでもあったらすぐさま熟睡できそうだ。
さあ、Stereolabである。メンバーが前のバンドのメンバーらと機材の組み立てを行っている。この人達仲が良さそうだ(後で聞いたら、High LlamasはStereolabのアレンジなどもやっていたらしい)。メンバーが勢揃いして、各自持ち場についたところで演奏開始。なんともほのぼのとした光景である。
一曲目は何だったか忘れてしまったが、ニューアルバム「Dots And Loops」からは「Brakhage」「Miss Modular」「Contronatura」など半分ぐらいの曲を演奏。古いところでは「The Noise Of Carpet」「Cybele's Reverie」などの代表的なナンバーをやってくれた。
アンコールでは前述したHigh Llamasのメンバーも登場してのジャム。長い長―い演奏だった。しかしみんな踊れません。実は私もそうだったのだけれど、なんかみんなボーっとステージを眺めている感じ。おい、ヘッドバンギングは違うだろう!と突っ込みをいれたくなるような人もいた。まあ曲調が曲調で、なおかつ動きの少ないステージングなので、ロックコンサートという趣とはだいぶかけ離れたものではあったが、それでもギターのカッティングなんかはなかなかグルーヴィーで、私は大好きだ。もう延々と同じフレーズを繰り返すベースも印象的だったし、キーボードの女の子も可愛かった。
しかし眠いったらありゃしない。立ったまま本当に寝そうになって、ひざがガクっときたこともあったよ。眠い時にStereolab。それはいけない。
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Send comments to: Katsuhiro Ishizaki Last updated: 12/ 3/ 97
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