Underworld ねずみナイト

幕張メッセ - 11/24/00


仕事に、遊びに、それぞれ充実しすぎて、終いには風邪のウイルスまでが遊びに来てしまったということもあり、このサイトとしては異例の、約1週間遅れのライヴレポートとなってしまった。そもそもアンダーワールドに詳しいとは言えない自分にまともなレポートは書けるはずもないわけだが、なにせ深夜午前1時開始予定のギグが大した予告もなく突然30分も繰り上がったのにも関わらず、終了時間はきっちりと夜中の3時だったという、テキストは持っているがまともに学習したことがないアンダーワールド6級の自分にとっても大充実&大疲労のライヴだったからして、アンダーワールドが終わった後はグッタリマッタリノッペリした時間を過ごしてしまった。

「ビックリしたよー。開演まであと30分あると思ったら、マッタリスペースから誰もいなくなっちゃってんだもん。」 「でもさー。結構前に行けたよね。よく見えたよ。俺も最初はいつものようにメガネしてたんだけど、1曲目の途中ではずしちゃったもん。音がちょっと小さめでそれが最初いやだったんだけどさ。でもそのお陰で音は良かったねー。」 「うん、レイジの時に較べれば格段にいいよ! いやあ、しかしレイジとおんなじで、始まった直後が結構凄かったね。ロックコンサートみたいに、みんなオイオイ叫んでるし、押し合いへし合いに負けて後ろに下がってくる人がゴロゴロいるんだもん。でもお陰さまで2曲目ぐらいから楽になったじゃん。踊るスペースもかなり確保できたし。」 「フジロックとかと違ってスクリーンは両サイドにあったんだけど、そんなにすごい映像ではなかったね。あ、結構メンバーの顔とか映ってたなあ。カールのイっちゃってる顔がかなりキてたねー。ステージの上の方から緑の光線がクルクル回ってて、なんだかそっちの方に見とれちゃったよ。」 「しかしカールハイドのあのギターはなんだったのかしら? ジャーンって1、2回は鳴ってるように聴こえたけど、あとは全然聴こえなかったね。カールは”グレートパーティ!!”とかも言ってたけど。」「あれは休んでたんじゃない? ストーンズのミックジャガーが必要ないのにギターを持つみたいにさ。」 「新曲も演ってたみたいだけど、俺は周りが盛り上がっていない曲の方がよかったなあ。かなりロックな感じがしたけど。ビートも強いし、メリハリもあるし、ドラマティックだったし。」「もう爆発的に盛り上がって、なんだか肩組んで飛び跳ねている人がそこいら中にいたボーン・スリッピーで終わりかと思ったら、そっからの怒涛の攻めがすごかったよねー。さらに終わりかと思ってゾロゾロと帰り支度を始めたら、またいきなりステージに登場してキング・オブ・スネイクにモウナーだしさあ。あれにはやられたよー。」 「ほんと、みんな汗だくったしさー。だってすごいじゃん、このドリンクコーナーの列が。フードコーナーの飯も美味そうな匂いを漂わせてるし。」 「レイジの時よりもさらに広くなってて、全体が3つのパーティションエリアに区切られているんだけど、DJエリアの横でドリンク売りながら踊り狂ってるは姉ちゃんたちカワイくない?」 「せっかくここにいるのにアンダーワールドもオービタルも観れないんだもんなあ、あの子達って。」 「そういやオービタル終わるの早くなかった? ロッカー探してたらちょうど終わっちゃっててさ。」 「時間が繰り上がったらしいよ。だからアンダーワールドの時間も早くなっちゃったんじゃない?」 「でもみんな疲れも見せずによく踊ってるよねー。フラフラって揺れてるかと思えば、誰かが合図でも出してるみたいにいきなり大歓声が上がるしさ。」 「そうね、結局、ドンドンドンドンって単純なバスドラの4つ打ちの時には客もノッペリしてるんだけど、ツンドコドンドンツトトントンって感じで突然ビートが速くなったり強くなったりすると、”うおー!!”って感じで盛り上がってさ。なんかここってテクノをロック的な聴き方してる人がやっぱ多いんじゃないかなあ。演る方も踊る方も。」 「もうここまで何時間も聴かされると、さすがにギターのガツーンってのが恋しくなっちゃうんだよね。うん、やっぱ体がギターロックなんだなあ俺って。あはははは。」



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Last updated: 11/ 30/ 00