この研修は、「体験学習」という方法を用いて、楽しく参加しながら異聞自身の人間関係の持ち方を学んでいく、基礎的・入門的な講座です。この研修のねらいは、日常生活の中で活かすことができる「体験学習」という学び方をしることと、自分自身の特徴、コミュニケーションの仕方、人との関わり方を、参加者自身の体験を通じて理解することです。
研修は、担当者が一方的に話す講義形式で進められるのではなく、いくつかの実習を個人・ペア・小グループで行っていき、その体験をお互いに話しあったりしながら、なごやかな雰囲気の中で進められます。つまり、心理学的な理論を受講者の方が一方的に聞くという形態ではなく、実習に参加しながら自らの体験から日常に活かすことができる自分自身の人間関係の持ち方に気づく、という形態をとります。
企業等に勤務する方、教育や医療に関わっている方、ボランティア活動を行っている方、主婦、学生など、自分自身のことや人間関係に、また広く社会の諸問題に関心をお持ちの方が、手始めに参加できる研修です。
2時間半の研修を毎週1回、10週で1コースになるように計画されています。
<第55回>人間関係講座(春期 土曜日 13:30〜16:00)
○担当者:中村和彦(南山大学人文学部心理学科助教授)○日 程:2000年5月27日、6月3、10、17、24日、7月1、8、15、22、29日(全10回)
○定 員:30名
○会 場:南山大学 D棟
○参加費:21,000円(消費税ならびに申込金2,000円を含む)
○その他:テキストとして『人間関係トレーニング』(ナカニシヤ出版、定価2,200円)を使用します。
このテキストは初回に受付にて販売いたします。○申込み:南山大学人間関係研究センター 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 052-832-3111(代)
<第56回>人間関係講座(秋期 金曜日 18:30〜21:00)
○担当者:グラバア 俊子(南山大学人文学部心理学科助教授)佐竹 一予(看護学校非常勤講師、女性心理学の研究・実践家)
○日 程:2000年9月29日、10月6、13、20、27日、11月10、17、24、12月1、8日(全10回)
○定 員:30名
○会 場:南山大学 D棟
○参加費:21,000円(消費税ならびに申込金2,000円を含む)
○その他:テキストとして『人間関係トレーニング』(ナカニシヤ出版、定価2,200円)を使用します。
このテキストは初回に受付にて販売いたします。○申込み:南山大学人間関係研究センター 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 052-832-3111(代)
講座の内容の例(昨年度秋期 第54回人間関係講座)
(これは一つの例です。内容はその回により異なりますのでご了承下さい。)
回 ね ら い 実 習 小 講 義 1 この講座での学び方を学ぶ
「おもしろ村」
2 充分に話し合うことを通じてお互いをより知る。
「若い女性と水夫」
「体験学習とは」
3 コミュニケーションにおける聴くことの重要性に気づく。
「聴く」
「コミュニケーションにおける聴くことの重要性について」
4 自分のコミュニケーションの特徴に気づく。
「訪ね、答え、観察する」
5 グループで課題を達成する中で生じる様々な事柄(グループプロセス)に気づく
「プロックモデル」
「グループプロセスとは」「ジョハリの窓」
6 P-グループで課題を達成する過程の中で生じる様々な事柄(グループプロセス)に気づき、働きかける。
O-グループプロセスを観察する。スキルを養う。「POPO@」
「グループプロセスを捉える視点」
7 非言語的な関わりの中で集団作業をする際に生じる、グループプロセスを捉え、それに働きかける。
「POPOA」
「フィードバックの留意点」
8 非言語的な関わりの中で集団作業をする際に生じる、グループプロセスを捉え、それに働きかける。
「無言の集団作業」
9 コンセンサスによる話し合いをする中でグループプロセスを捉え、それに働きかける。
「人生の中で大切なこと」
10 この講座での気づき、学びを確認する。
「私の旗づくり」
このページの文章は南山大学人間関係研究センターの許可をいただき、「人間関係研究センター」事業案内より引用させていただいております。