体験学習勉強会報告
 

日 時:2000年5月12日(金)午後6時30分〜午後8時30分

場 所:青山生涯学習館 会議室

講 師:塩谷政憲先生/国士舘大学教授(文学部)

参加者:16名

内 容:「オープニングのつくり方」

  1. 大学の授業で、体験学習授業の第1回目を実際どのようにプログラムしているかをロープレイする。
  2. 次にどうしてそのように行うのかを講師が「解説」する。
  3. 最後に質疑応答と参加者相互の意見交換、「わかちあい」を行う。

<資 料>

  • 実際の事業中で学生が感じたことを書いたメモの記録。(事業のはじめの瞬間の、今ここでの気持ちを書いたもの)B4:6枚
  • 1年間の授業の最終回に、「この1年間」をふりかえって感じたことを書いたメモの記録。(はじめの資料との対比が興味深い)A4:14枚
  • ロープルレイの時の”台本”とその解説資料B5:9枚

<感想>

大学の一般教養授業(通年)として「体験学習」を実施している講師が、初回の授業で学生にどのように「動機づけ」を行っているか、そして「授業のルール(規範)づくり」をしているかが今回のテーマだったともいます。特に「事業中におしゃべりをしてしまう学生がいるという現状」「まじめに授業に取り組むのをはずかしいと感じてしまう現代の大学生の特性」「大人数が参加する授業であるという現状」「授業時間が比較的短時間であるという現状」「年間をとおして行う授業であるというプログラム特性」等の悪条件?を具体的にどう考え、どうクリアーしているかの事例は、とても興味深く聞くことがでしました。

今回の参加者は企業教育担当者、生涯学習分野のファシリテータ・アドバイザー、または義務教育の教師等であり、直接講習の内容(大学の授業としての導入法)を利用するおことはむずかしいと感じましたが、それぞれの分野で初回のプログラム(またはオリエンテーション)を行うときに、どのような考え方をすれば効果的であるかのヒントをつかんだ気がします。

次回は実際に体験学習の実習も行いながら、「実習を解説する功罪」についての塩谷先生の考えが聞けると言うことで今から楽しみです。まだ若干の参加者を募集しているということなので、興味を持った方は是非一緒に参加して勉強してみませんか?

(文責:くまさん)

この勉強会に関するお問い合せ

 株式会社プレスタイム 電話03−3796−2851

※「GWT研究会のホームページで勉強会のことを知ったのですが」といって下さいね。ただし、特典は特にありません(^○^)。