体験学習ファシリテータ養成セミナーの報告

 

研修名:プレスタイム主催[ファシリテイター養成セミナー Basic]

講 師:三宝 裕さん

会 場:大阪YMCA10階チャペル

日 時:5月25日午前9時30分から午後5時まで

     26日午前9時30分から午後5時まで

 

参加者は欠席された方もいたので、結局7名でした。なんと贅沢な環境でしょう。大阪YMCAの10階チャペルでもある会場は、天井がアーチを描き、小さい窓にはステンドグラス、テラスのようなところにも出られるようになっていて、とても快適に研修ができました。定員24名で募集していたので、広い部屋を取ったとのことですが、初めは、壁に向けた机が左右に4つずつとフロアーの真中には、椅子が8つ円形に並んでいました。参加された方は、病院や企業の研究担当の方や相談員をされています。同業者はおらず、私にとっては新鮮な出会いでした。


25日 9時30分からオリエンテーション

アイスブレイク『ねらいづくり』『私とあなた』

 ・2人組になって、

  1 この研修に来るまでの気持ちを率直に書いてください。

  2(研修会場に来て)みんなの顔を見て感じたことは?

     

 ・シングルサークルになって、全員で

  3 この研修で、何か持って帰りたいことは・・・・・

 

<体験学習を体験する>

[実習1]『マイホーム』

 それぞれの情報カードに書かれたことをことばで伝え合って、画用紙などの決められた材料を使ってモデルルームを時間内に作り上げました。(7名1組で)

[小講義]「ふりかえりについて」「チームワークについて」

 

午後 アイスブレイク『50まで数えられるか』

[小講義]「グループ・プロセスについて」

「体験からの学びについて」講義の後、体験をして、わかることとできることの違いを体感しました。

 

<コミュニケーションについて学ぶ>

[小講義]「コミュニケーションとは」=「人と人が理解し合うこと」

[実習2]「話す」話したいことの準備をそれぞれで行う。

準備のふりかえりをする。そのふりかえりについて全員でわかちあう。

2人組で話し手と聞き手に分かれて、相手の話し方について気づいたことを書く。用紙を交換した後、フリートーク。

[小講義]「話すことについて」

 

[実習3]「聴く」1ラウンド(オオム返し)シングルサークルで
「○○さんがおっしゃったことは・・・・・・・ですね?」と返し、相手がこだわっている言葉をポイントにオオム返しで返すことができると、「そうです」と言われ、違うときは「ちがいます」と言われます。
「そうです」と言われた人は、次の話し手となります。
2ラウンド(オオム返し)二人組みで

 

26日

アイスブレイク『名画鑑賞』

3、4人組で一人1回ずつ黙って言われた図形を描く。完成した絵にタイトルをつける。

 

[実習3]「聴く」3ラウンド 3、4人組で(真に言わんとしたことを返す)

[小講義]「聴くことについて」「『わかること』と『同意すること』について」

 

<リーダーシップについて学ぶ>

 

[実習4]「ブロックモデル」

つい立の向こうにあるブロックで作られたある形をそっくりそのまま作る。準備・計画では、まだ与えられたブロックに触ることができない。その後、「組立作業を始めます」と言ってからは、ブロックに触ることができるが、モデルを見に行くことはできない。そういう状況の中でどう役割分担をし、それぞれがリーダーシップを発揮して課題解決に進めていくか。

[小講義]「リーダーシップとは」「リーダーシップの機能について」

 

午後 アイスブレイク『ピンポンパン』
『?ジャンケン連続勝ち』これも実習かな。課題をメンバー全員のものとして捉えたかどうかで連続勝ちができるまでの時間が変わってきてしまい、その後の解説がまた勉強になりました。

 [小講義]「リーダーのスタイルについて」

参加者とリーダーの状況によって、責任の任せ方、決定の仕方が変わってくることを説明。

 

<集団意思決定のあり方について学ぶ>

 

[実習5]『こどもの気持ち』

高校3年生のいらいら・むしゃくしゃするときの理由を次の7つの項目から順位を決める。

・授業がわからないとき・友人らとの人間関係がうまくいかないとき

・異性の悩みがあるとき・家族関係がうまくいかないとき

・空腹のとき     ・人にしかられたとき

・意味もなくむしゃくしゃするときがある  

初めに個人の順位決定をし、そのあとグループ決定のための話し合いをしました。

「コンセンサスによる集団決定をする際の留意点」が個人決定のあと簡単に説明されました。

[小講義]「集団の意思決定」集団の意思決定のさまざまを解説。「コンセンサスを得るということ」

 

<フィードバックについて学ぶ>

 

[実習6]『私の色』

参加者にプレゼントカードを。どういう行動からどういう影響を受けたか、どういう色をイメージしたかをかく。

[小講義]「人間関係とフィードバック」

フィードバックは一旦受け入れてみて、それから選択するということが印象深かった。また、相手の成長を願うことがフィードバックの基本だと何回もおっしゃっていました。

 

<まとめ>「(ジョハリの)心の4つの窓」
2日間の感想などを述べ合う

 


このレポートはもとこ(QYR02023@nifty.ne.jp)さんに作成していただいた原稿を基に作成し、講師の株式会社プレスタイム三宝先生の許可をいただいて掲載させていただいております。もとこさんありがとうございました。