Desiree

Desiree  デジレ 1977 牝 1号族
Tuny
1959
ズクロ IRE
Zucchero
1948 黒鹿
Nasrullah
1940 鹿
Nearco Pharos Nogara4-r
Mumtaz Begum Blenheim Mumtaz Mahal9-c
Castagnola
1942 黒鹿
Bois Roussel Vatout Plucky Liege16-a
Queen of Scots Dark Legend Grand Princess16-h
Marsyaka
1949
Marsyas
1940
Trimdon Son-in-Law Trimestral1-l
Astronomie Asterus Likka9-e
Nokka
1938
Tourbillon Ksar Durban13-c
Loika Gay Crusader Coeur a Coeur5-j
Distel
1971
Fahnentrager
1956
Grande
1948
Ticino Athanasius Terra20-b
Grossularia Aurelius Grollenicht1-a
Fahnentuch
1941
Oberwinter Landgraf Oblate14-f
Fahnenwache Graf Ferry Florise4
Dido
1962
Angeber
1945
Elritzling Lampos Erika2
Aktinie Herold Atalante16
Dita
1954
Gradivo Ladro Grafenkrone1-a
Diva Simson Danaide1-w
母父FahnentragerはGraf FerryとGrollenichtの全きょうだいクロス、祖母父AngeberにはFervorのインブリード、曾祖母父Gradivoで再びGraf Ferry=Grollenichtと、Galtee Moreの父系の系統繁殖は強烈です。Graf FerryとGrollenichtの組み合わせといえば、西でもMangonが同じパターンで母父として影響力を与えていますね。母にクロスされたLadyloveの近親には、ドイツ競馬発展期のハイフライアー系名種牡馬Laland。この「古ドイツ」的血統を父のDark Ronaldクロスで締めます。
ところで、Angeberの牝系と言えば古くは大種牡馬Athanasius、近年ではアラルポカルなど制した名牝Las Vegasを出すドイツの名家ですが、その分枝は西欧でも活躍、マルセル・ブサック賞のAlmeiraなどを輩出しています。

Besitzer: VE Gestut Gorlsdorf




Wilde Katze's Note

"Te desnudas igual que si estubieras sola
y de pronto descubres que estas conmigo.
!Como te quiero entonces
entre las sabanas y el frio!"
君はまるで一人でいるように服を脱ぎ
そして二人でいることを発見する;
どう君を愛すればいい、
毛布と寒さの間で!

Desireeと同期の牡馬たちはゴール板を過ぎ、速度を落としながらゆっくり冷えて行く彼女に近寄ることも出来なかっただろう。自己完結型の牝馬に対してこの年の牡馬は余りにも非力だった。
2歳時ヴィンターファヴォリテン賞からレーン人民牧場賞、3歳牝馬賞、DDRダービー、DDR大賞、秋季3歳大賞と、3冠を含めてパーフェクトな成績を残した。ダービーでは8番手で折り合い、直線2馬身差をつけて圧勝、2着にもTauchsportの全妹Taubeが入り、はじめて牝馬のワンツーとなる。牝系にAngeber、Gradivoと2頭の底力のあるGaltee More系種牡馬がいて、しかもTunyが父で2歳から走るとは・・・この段階で彼女の能力がただものではないことは予測できるだろう。惜しくも79年、80年の国際ミーティングでは勝てなかったが、国内では無敵か。詳しいデータは無いので分からないが、4歳は走らなかったようである。今Distelから発展した牝系はまだ少し生産されているようですが、10年後は?である。ゲート入りにてこずる癖のあったDesireeは如何にも牝馬らしいと思える。僕には上の詩が4歳の娘を連れメキシコに帰っていったカタリナの前夫の告白を想像させ、Desireeという1頭の牝馬にさえテレザの姿をダブらせてしまうとき、こめかみに震える幻の銃口のような"El Frio"は拒絶を思わせ、弁解は許されないことを知る。




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