それがいつからなのかよく覚えていない。
ある男の子が言った「一言」からなのかもしれない。
“アトピー性皮膚炎”それが原因だった。
小学校4年生の頃から突然ひどくなった。
顔、首、手、足...症状が出易い所、全てだった。
これは実際に経験した人にしかわからないかもしれない。
自分の意志ではどうにもならない規則的に起こる「かゆみ」。
例えば寝ている時に知らず知らずのうちに引っ掻いてしまう。
朝起きて、布団のあちこちに「血」がついてる事も度々ありました。
そんな私の見かけは「普通」ではなく、首の周りはいつもかさぶただらけ。
顔はとても10代とは思えないほど水分がなく
目の周りはいつも赤くなっていた。そんな私につけられたあだ名が「おばけ」
そう自分でも自覚してしまうほどアトピーは凄く、体も顔も全てを否定したくなるほど自分が嫌いだった。もちろん、病院に通って治療をしていた。
女の子だから...と、母親も気にしてくれてはいたものの、症状が軽くなる事はあっても、完治する事はなかった。学校へ行けば、学年の中で一番怖いとされる男の子のグループから「きたない」「さわるな」「近寄るな」と言われ続けた。そんな私に関わらないようにと、他の男の子も私と口をきかなくなった。女の子達はどんなにひどい事を言われて嫌われていても、普通に自然に接してくれた。でも、私がひどい事を言われている時には誰も助けてくれなかった。だからいつも「これ以上嫌われないように」と、人の顔を伺いながら接してた。そんな毎日に疲れた私は<自殺>を考えた。
自分はなんで生きてるんだろう?
どうして自分ばかりがこんな目に合わなくちゃいけないんだろう?
毎日がツライ...と布団の中で何度も泣いた。でも、どんなに泣いても自分の見かけが変わる事はなかった。
自殺を考えながらも、実際にはそんな勇気は私にはない。だからと言って、誰も助けてくれない。それならどうすればいい?
私には何ができる?
そう考えた時に「好きな事をすればいい」と思った。どんなにひどい言葉を言われても、避けられても、毎日は過ぎて行く。
考えるだけ時間の無駄。それならそれで、開き直るしかなかった。そんな私は「部活動」に熱中した。春から夏にかけては「バレーボール」秋から冬にかけては「バスケットボール」
運動をする事が好きだった私は、ひどい事を言われれば言われる程
それに夢中になる事でストレスを解消していた。6年生になったらレギュラーに選ばれた。
教室では男の子にいじめられ、隅で息を潜めるように小さくなってても、部活動の時間になれば、そこには自分の居場所があった。
誰にも変わる事のできない、その時の私が自分の為に作った場所。それはきっと、見つけようと思えば誰にでも見つけられる場所なのかもしれない。
自分を信じて行けばきっと....