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おっかなびっくり初ハワイ(3)

 さて、五日目は低気圧が近いのか、それとも風邪を引いた(そういえば喉が痛かった)のか、なんだかやる気が出ないが、ノースでは特にやる事がないので、とりあえずハレイワへ。ガイドブックにはインサイドなら初心者も練習ができるとか買いってあったし、波がでかすぎたら無理はせずに、今日は休もうと思っていたら、ダブルより少し小さい位の波。人数も5,6人位でみんなレギュラーに楽しそうに乗ってます。おお良いじゃん!急にやる気が出て、準備をし、ちょうど海に入っていた二人組のゲットを観察してから同じように海へ。すんなりとラインナップへ着き、後は焦らず波に乗るだけ。しかし、サイズがある上うねりのスピードも速く、なかなか波を捉まえられない。よし次はもう少しインサイドから狙ってみるか、と思っていたら、ショルダーで波待ちしていたつもりが、ピークがこっちへやってくる。乗るどころか、食らっちゃいそうなので、慌ててアウトへ。必死のパドル&ドルフィン。すると、また次も来てる。波に乗っている外人の邪魔にならないように頑張りつつドルフィンをすると、さらに沖からでかいのが。ドルフィンしてみたけど、途中で体が持ち上げられ、ぐるぐる巻かれる。自分の上に水が落ちて来て、深い方へ持って行かれます。ボドムがリーフだと思うと、ぶつからないか心配で、ちょと怖かったです。水面に出るともうインサイドまで逆戻り。そして最初と同じルートで再びラインナップへ。一本も波に乗れないまま、3、4回こんな事を繰り返し、ショルダーからピークへのカレント (実は本にも載っていた)に対応する事ができた頃には、息も上がり、体力もヘロヘロ。あんまりゆっくり休憩するとまたピークへ流され、セットを食らうので、程よくパドルをしつつ、チャンスをうかがいました。波に乗ろうとして、乗れずに置いて行かれた時も、すぐショルダー側にパドルしないと、また知らないうちにピークのインサイドに来てしまいます。そうこうしているうちにやっと波とのタイミングが合い、テイクオフ。さすがガンボード。波さえ捉まえてしまえば安定感があり、すんなりテイクオフ成功。ただターンの加減がまだつかめていないため、緩やかなターンをして、波が終わったら、そのまま腹這いでビーチまで。一本だけだけど、最後に乗れてうれしかったです。
 上がった後、さっきガンガン乗っていた人が一人で海を見ていたので話しかけると、旅行で来ていたオーストラリア人で、同じセットを一緒に食らった事があったので、そんな話をした後、ふと波のサイズの事を聞いてみました。「うーん6フィートくらいかなあ。ハワイアンは裏から見るから、もっと小さく言うんだよね、4フィートとかかな。」 (6フィートって180cmくらいでしょ?それじゃあサイズ頭じゃん。そんな事ないでしょー。)と思ったが、彼らにとってそんな小波に苦戦してたかと思うと、ちょっと悔しかったです。晩飯は分厚いステーキを食べて、明日のリベンジに備えました。

 そして翌日。もう体でカレントその他を覚えたハレイワへ。一本とはいえ、波に乗って少し自信もついたし、苦戦した事がちょっと悔しかったので、気合い十分で行くと、残念ながら昨日よりサイズダウン。でも大きめのセットが昨日の普通の波くらいはあったので、充分楽しめました。ただ、昨日とは打って変わって人が多く、特にインサイドの子供が多かった。昨日はインサイドのこんなところにラインナップができるなんて想像もしてませんでした。
 僕はもちろんアウトのラインナップへ。人が多かったので、バンバンは乗れなかったが、それでも昨日とは別人のように乗れました。ほとんどの人がレギュラーに行く中、ピークの反対側で、2,3人だけグーフィーに乗っていました。またいつものように、空いてていいじゃんと思って、移動してみました。人数が少ないので、すぐに乗れました。グーフィーも波の形が良い!ウキウキ乗っていて、ふと見ると、リーフのボトムがやけにくっきり、そして速いスピードで流れて行きます。とっても浅そう。そこから必死のプルアウト。焦らず確実に。転んだら痛い目に遭うかも。結局グーフィーでも何本か乗ったけど、変な転び方をしなかったせいか、ボトムに当たる事はなかったので、本当に浅かったのかは確かめられませんでした。でもかなり浅そうでした。これで最終日だけど、最後までスリル満点なサーフィンを楽しめました。
 ありがとうハワイ。次はもっと体力をつけて、パドルでへろへろにならないようにしてから来るからね。

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