2008/01/01 42時間

 今回の話の始まりは、12/30です。
 最近味を占めてしまった空港宅急便の送り出しから始まりです。
 12/30 インターネットで引取りを予約しておいたクロネ○ヤマトがほぼ時間通りやってきました。
 いつもの人じゃない、見慣れないおじさんでした。
 『伝票はもってないからもってきてね』と申し込んでおいたのにもかかわらず、
 
 「何で伝票もってないの!」
 という態度。クロネ○ヤマトにしては珍しい対応です。
 それに、空港宅急便を扱うのははじめてらしく、電話で確かめながらなにやら手間取っていました。
 そして最後に、送り状の控えだけを残して去っていきました。
 
 何かヘンだな?
 以前と違うような・・・
 
 そうは思いましたが、まぁ、天下のクロネ○ヤマトがやることですから大丈夫なのでしょう。
 ・・・その夜、私は早く寝てしまっていたので気がつかなかったのですが。
 9時過ぎに、そのおじさんが荷物の引換券をもってきたそうです。

 ちょっと不安な始まりです。


 1/1 13:00ごろ
 福島の田舎駅を出発。
 元日の福島は、こんな感じ。
 
 
 笑っちゃいけません。
 いつもならもっと雪深くてもおかしくないのです。
 ここ何年かが温かすぎておかしかったのです。

 お決まりの福島駅

京成スカイライナー車内

いつものコース(福島→上野→京成上野→成田空港第二)

遅れは無いようです。
ありがたいことなのですが、最近飛行機トラブルがありません。
いえ、期待しているわけではないのですが。

さっさと荷物を受け取り、JALカウンターで預け、夕飯をとりました。

今年はサテライトの外れからの出発です。
1/1ということもあり、テレビカメラが出ていました。
すぐ側のゲートからはハワイ行きが出ていましたので、誰か芸能人でも狙っていたんでしょうか?

何のトラブルも無く(くどいようですが、期待しているわけではありません)、JALは飛び立ちました。
めったに無いことといえば、

お屠蘇が出たことですかね。

機内ゲームに熱中したり、最近お気に入りの女優さんの特別マレーシア紀行を見たりしているうちに、フェアバンクスについてしまいました。
たった6時間です。
カナダ行きの場合、バンクーバーまで9時間かかりますから、直行便には感謝です。


去年は¥50,000払い往復らくらくシート(ビジネスクラスもどき)にしたのですが、かかる時間が短いですから今年はエコノミーにしました。その分でカメラを新調。


現地時間2008/1/1 AM8:30ごろフェアバンクス到着。

さて。
フェアバンクスはこれからが大変です。
昨年はらくらくシート(ビジネスクラスもどき)にいたため、入国審査も降りるとすぐに終了しました。
しかし、今年は座席番号70番(二階席)とか言っています。
まぁ、2時間待ちは確実だろうな・・・と、思いながら前の人についていきました。
すると、なんと二階席はらくらくシートのすぐ後に並ばせてくれたのです。
エコノミーではA〜Eまで番号札が配られましたが、運良くA札をもらい、待ち時間は40分程度でした。
まぁ、入国審査の前の待合室で待つか、入国審査を終えて税関を通り、空港内で待つかの差でしかないわけですが。
それでも空港内ではうろうろできる分、ラクですね。

お迎えの方とも問題なく合流でき、待ち時間になりました。
空港内

今回のツアー(AIE)のバス。乗っていませんが。
空港内の剥製
気温は-20℃までは行っていなかったと思います。
私はその日、ワイシャツにベストのみという軽装(ダウンジャケットは圧縮して持参)でしたが、特に問題はありませんでした。
基本的に、室内は暑すぎるくらいなので、これくらいでちょうど良いのです。
いざというときのためにダウンジャケットは圧縮して持っていますが、再圧縮はかなりの手間なのであまり使いません。

今年は2時間程度の待ちでした。
去年よりだいぶ早くなったと思います。
空港内は工事中ということでしたが、来年はさらに早くなることでしょう。
それというのも、JALの直行便は去年・今年が10便、来年は17便まで増便される予定だそうですので。空港関係者もだいぶ慣れてきたようです。
入国審査前に案内された待合場所でも、空港関係者は日本語で案内をしていました。
英語話せなくても全然困りません。

昨年は78歳の女性の方が一人で参加されていてかなり驚きましたが、今年も年配の方が結構いらっしゃいました。
オーロラ観測は結構過酷な旅ですが、フェアバンクスはかなり楽です。
体力に自信が無い方にはフェアバンクスをおすすめします(直行便に限りますが)


今回も昨年と同じホリデー(近畿日本ツーリスト)の旅に参加しました。
昨年の現地ツアー会社AIEの対応がよかったためです。
いわゆるリピーターです。
案内されているガイドさんはほとんどの皆さんが顔に覚えがあります。
昨年ほとんど一緒だったガイドさんの姿も見えました。

まぁ、覚えているわけは無いでしょうけどね。
一応、覚えていてくれたらうれしいなと、お土産を持参しましたが、出番は無いでしょう。


長い1/1ですが、アラスカの元日は始まったばかりです。
今日はいきなり夕方までの観光が組まれています。

はじめはサンタクロースハウス。
年中クリスマス用品を扱っているというお店です。



あまりクリスマスという行事に興味はありませんので、昨年は『ふ〜ん』と眺めてきただけでしたが、友人(子持ち)の日記で『子供は喜ぶらしい』とのことでした。
その友人のお子さん宛に、クリスマスごろ手紙が届くように手配してきました。
アラスカの仕事なので心配ですが、クリスマス前に手紙を出してくれるそうです。
日本時間で大晦日からあまり眠れず、飛行機内でもゲームに熱中してしまい寝ぼけていたためうろ覚えの漢字に自信がありません。名前間違ってないといいんだけどなぁ・・・
まぁ、サンタさんは基本的に外人さんなので、無理に日本語を書いたのでしょう。

この後は、結構グダグダでした。
お昼に行く?→ツアー客で混んでいるからあとにしよう。
オーロラ説明会?→何か機械の調子悪いぞ?

というわけで順番がかなりぐちゃぐちゃ。私の寝ぼけた頭では連れて行かれるところについていくという感じです。

全部去年も行ったところだし。
正直、サンタクロースハウスが終わったあとは、スーパーマーケットによってもらい、ホテルで寝るというのがいちばんうれしいです。
(実際、空港→ホテルというアーリーチェックインというプランを組んだツアー会社もあったそうです)

行ったところ。順不同。

パイプライン

うん、去年も見た。

アラスカ大学のミュージアム
うん、去年も行った。


記念公園


スーパーマーケット



正直、フレッドマイヤーが開いているとは思っていませんでした。
だって、1/1ですから。
以前、カナダで年越ししたときは大型スーパーは軒並み休み。
食事に苦労したものでした。
だから今年は覚悟して非常食をもってきたのですが、オレンジなど生鮮品が買えてうれしかったです。
外食は野菜不足になるし、油過多ですし、正直あまりおいしいとは思えません。
そういう体験も海外旅行での楽しみでしょう?とよく言われますが、オーロラ目的で来ている場合、体験しなくてもいいかな?と思います。
以前カナダでかなりお高いレストランで、かなりマズイ食事をしたときに、そう思いました。


5:00ごろホテルに帰り、防寒着のサイズあわせ。
私は体重が不自由なので、サイズがありませんでした。
サイズないよ〜といったところ、ガイドさんは『あれっ』という顔をしていました。

無事、サイズを見つけていただき一休み。

9:30にオーロラ説明会のため集合。
10:00に初日のオーロラ観測に出発です。

バスに乗るのを待っている間、外でタバコを吸っていました。(余談:ホテル内は一切禁煙です。外がどんなに寒くても、外で吸うしかないのです。喫煙者は覚悟。これはカナダでも同じ)
すると、ガイドさんの一人が寄って来て言いました。
さっきサイズあわせで『あれっ』という顔をした方です。
「もしかして・・・前にもいらっしゃいましたよね?」
サイズあわせで思い出したか・・・お土産が無駄にならなかったようです。
こういうのはうれしいですね。普段はアンカレッジでガイドをやっているそうなのですが、直行便のときだけフェアバンクスに来るそうです。


 初日のオーロラ
 見られましたよ。一応。


北西
厚い雲の向こうでしたが。
着くなり、うっすらと見ることができました。
ガイドさんはこれから晴れて、大きくなることを期待したようで、
「オーロラ出てますよ〜」とは言いませんでした。
まぁ、肉眼で見てうれしい規模ではありませんしね。
特に下の写真(北西)はカメラで撮ってもその場では街明かりに隠れ、確信がありませんでした。

でも、初日はこんなかんじで終了。

非常に微妙な規模です。
実際、『見られなかったー』というひとがほとんどです。


オーロラの候補地選びの基準に、『三日観測率』があります。
これは『三日間滞在したときに、一回でも見られる確率はXX%』という指標です。
この数字が高いほど、見られる可能性が高いというものですが・・・
「今日のって、見られたことになるんですか?」
気になってガイドさんに聞いてみたところ、頭を抱えて。
『最初にオーロラ出てますよ〜と叫べばよかった・・・』
と、言っていました。
写真には写ったといったところ、
『じゃあ、見られたんです。ええ、見られたんですとも!』
とのことです。
事実、写っていますしね。

まぁ、三日観測率の正体というところでしょうか。

AM4:00まで観測し(私は2:00にカメラは引き上げました)、ホテルに帰って眠りました。
時差の関係で私の1/1は42時間存在しました。
長い日でした。

気温が高いせい(−20℃くらい)でしょうか。
どうしても曇りやすいみたいですね。
先行き不安です。





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