2008/01/04 街中探索

 2008/01/04 四日目です。
 今年はどうにもあたたかい。
 大丈夫か?地球?

 と、がらにもなく心配になってしまいます。

 昨年は-35℃を下回り、800m先のケンタッキーフライドチキンへ行くのに命の危険を感じ、断念しましたが、今年はそんな心配はなさそうです。
 街中をぶらぶらとしました。

昼間の記念公園
消火栓シリーズD年目
街中のバス
楽器屋さん
何の煙?
表示は華氏温度なのです。
見りゃわかるって。

まぁ、買い物をするわけではなく。
ほんとうにぶらぶらしました。
そうこうするうちに、夕方。

 ご存知の方もいらっしゃると思うが、アラスカには面白い編み物があります。
「キヴィト」といわれるそれは、ムースオックスの春毛が抜けて風にころころと転がっているものを集め紡いだものからできているとのこと。
 
 これが、軽い。
 同じサイズに編んだカシミアの1/8の重さとのこと。
 うっそだー・・・と思うのだが、実際に持ってみると納得してしまいます。

 本当に軽い。

 アンカレッジで販売しているお店が、フェアバンクスに出張販売してきました。(ウェストマークホテルの一室で販売)
 昨年は母にマフラーを購入しましたが、今年ものぞきにいってみました。
 昨年と同じおばさんが販売。

 結局昨年のマフラーと同色の帽子を購入してしまった。
 まぁ、来るのにかなり迷惑をかけているので、このくらいはいいでしょう。

 ・・・・・・参考までに。
 すごく軽くて(体感済)、すごくあたたかい(そうです)のだけれども、外観が地味なので価値がわからない人にはお土産に向きません。まぁ、余計なお世話ですね。




昼寝(宵寝?)をして最終日のオーロラ観測。
今日はスキーランドでもなく、チェナ温泉でもなく、ボリアリスロッジ。

ボリアリスロッジは日本人のご夫妻が経営されているロッジ。
北側に大きく開いた窓で、部屋の中からオーロラを観測できるという観測施設。
近いうちには宿泊施設もできるとのこと。

昨年、お世話になった後で、ホームページを拝見。
掲示板に書き込みをしておいたので、お土産持参で伺いました。


しかーし。
今日の問題は、人数が多いこと。
今まで使っていたバスに入りきれない。

ツアー会社がもう一台手配したバスは、定刻10:00の10分前に到着。
だが。
「え〜、バスは来ているんですが、ドライバーが燃料を入れ忘れたと言っています。これから入れてきますんでお待ちください」
老齢のガイドさんが叫ぶ。
もともとはハンターをされていたとのことで、声がでかい。

それなりに気を使っているのだろうけれど、燃料入れ忘れるのは人災だぞ?
オーロラが見られなかったらどうしてくれる?
曇っていて見られなかったんならそれほど怒らないが、ガス入れ忘れて観測所に行けなくてチャンスを逃したっていうのは許せない。

いらいらして待つ。

そんなとき。
イライラを加速させるように、ドライバーから電話。

「ノープロブレム!!」

ガイドさんの応答にイライラがつのる。
結局ドライバーは30分遅れで笑顔で登場。
日本人スタッフはおろおろと謝罪しまくっているのに、遅れてきたドライバーは誤りもせず笑顔。

アラスカ時間で動いていますんでたまにこういうことがあります・・・
着いてすぐに言われたことですが。
どうにも慣れそうにありません。


まぁ、気を取り直して。

最終日の観測。

曇ってますね。

でも雲の向こうには結構大きなオーロラが。
とても残念な一日でした。

ボリアリスロッジのご夫妻にお土産(果物を模した京飴)をわたし、ごあいさつ。

「なんで、『みどりは』なんですか?」
「昔から使っているペンネームなんですよ」

今度行く時には、お子さんがいらっしゃるかな?
最後のオーロラは、残念な感じで終了。


帰り道。
声の大きいガイドさんの話は尽きない。

不良少女がオーロラと出会い大はしゃぎする姿を見て、『この娘は大丈夫だ』と確信したのち、この家族から更生したという手紙をもらい、泣いた・・・とか。

いい話だ・・・と思ったのもつかの間。

声のトーンが変わりました。

詳細は書きませんが。

-20℃のところで、怪談は聞きたくありませんでした。

さて。
あとは帰国するだけです。






トップへ
トップへ
戻る
戻る