![]() 旅行三日目。
今日も起きると13:00ごろでした。 正確には『何にも予定のない日』ですね。 何かオプショナルツアーを入れるならば、昨日の16:00までに入れなくてはなりませんでした。(チェナ温泉に行ったから) しかし。 一人旅は気楽でいいのですが、オプショナルツアーはたいてい2名以上でないと催行されないのです。 今回行ってみたかったのは、一昨年行った北極圏ドライブにもう一度。 カメラのレンズフィルターを買ったので、北極圏の怪しい感じの写真を撮りに。 これはなんと4人以上でないと催行されません。 ………人が集まりませんでした。(一昨年は幸運だったな〜) もう一つ行きたかったのは、アイスフィッシング。 どこかの湖にはった氷に穴をあけて、釣りをし、釣れた魚を調理して食べるというもの。 オーロラ旅最初の年、カナダ:ホワイトホースのヒドゥンレイクで体験しましたが、釣れず。 釣れなかったから、食べることもできず。 やっぱりホームページのネタとしてやっておくべきかと。 ………こちらも集まりませんでした。 しかも、寒波が来ているのでお勧めできない………と、ツアーデスクから言われてしまいました。 結果は残念ながら二件とも、私以外に申し込みがなく断念。 まぁ、いいです。 そういうものです。 犬ぞりツアーとか、スノーモービル体験とかならたくさん参加者がいるのでもぐりこめるのでしょうが、正直、カナダでやっているので十分です。 遊覧飛行(マッキンリーとか北極圏の村訪問とか)ならば一人でも参加できるのでしょうが、 非常に小さな飛行機を利用するので、ちょっと遠慮です。 結局午後は、Can-Alaskaに行って、昨日迷ったキヴィトの毛糸状の「かせ」を買うことにしました。 訪問してみると、クレジットカードの認証機が故障とのこと。 「ちょっと待ってて」 と言われ、コーヒーを出してくれました。 白樺シロップのキャラメルをつまみながら待っていました。 そのうちにAIE(注:ウエストマーク フェアバンクス ホテル内にツアーデスクを置くツアー会社)の社長が、顔を出しました。 その後、機械が直るまでCan-Alaskaの方とAIE社長と三人で一時間近く雑談していました。 オーロラが出ないと胃が痛くなるとか。 初めての人は初日・二日目くらいのオーロラでも十分満足してくれるとか。 キヴィトの毛糸と、白樺のキャラメル(小)サイズを3箱追加購入。(考えてみれば、実家用のキャラメルがなかったので) 昨日からあわせると結構買ったので、白樺のシロップを一瓶おまけしてくれました。 なんでも、そのシロップをその場で開封し、紅茶に入れていた方がいたとか…… おいしそうですね。(この時点では、キャラメルの試食しかしていないので、味はメープルシロップを想像していました) 買い物から帰ってくると、もう結構夕方です。 朝なんだか昼なんだか夜なんだかわからない食事をすることにしました。 メニューは、アルファ米の山菜おこわ(お湯を入れて20分待つと出来上がる乾燥米)とグレープフルーツと林檎。 林檎を切っているときに、うっかりと手を切ってしまいました。今回の旅用に買った、なれない折り畳み式のナイフ(これが使いにくいしろものなのです)で力加減を間違えたんですね。 果物むいていて手を切るなんて、小学生以来かもしれません。家族に笑われます。 大した傷ではなかったのですが、運悪く昨夜チェナ温泉で山頂に登った時に、三脚の突起部で怪我してしたところとぴったり同じ場所。 ざっくりと深く入ってしまいました。 飲み薬は結構持ってきていましたが、包帯・ばんそうこうの類は持っていなかったので、ホテルの売店へいき、ばんそうこうを購入しました。 売店の中でばんそうこうを探しているうちに目に留まったのが、このスモークサーモン 写真で見えるでしょうか? これ、ペット用のスモークサーモンなんです。 うちにも犬がおりますので、買っていこうと緑色のラベルのボトルを売店に持っていくと、 売店のお姉さんが、真剣な顔で言いました。 「これ、ネコ用よ?」 「え、そうなの?間違えた」 と、言って、写真のオレンジ色のラベルのボトルと交換しました。 お姉さんはため息をついて、肩を落とし、また言いました。 「こ・れ! 犬・用・よ!」(口調がうまく表現できず、残念です) 「わかってるよ。うちの犬用」 と答えましたが、お姉さんは最後まで、 「あなたが食べちゃだめよ!」 と言ってました。 大丈夫。それくらいなら英語、通じてますよ〜 食べてませんよ〜 そんなこんなで傷を手当てし、食事を済ませ、カメラの準備を済ませると、 もう本日の観測の時間です。 三日目は、初日と同じスキーランド。 三日目の写真はこちら(12/29参照) この日は残念ながらあまり出ませんでしたね。 それでも一晩中、うっすらとしたオーロラが出ていました。 写真にすると、上部に赤色が見えます。 こういう動きの少ないオーロラを長時間撮影するのも結構好きです。 二回目のホワイトホースのときが丁度こんな感じで、ひとりで喜んでいました。 撮影しない人には面白くないんですよね。きっと。 写真もほどほどにして、この日はいろいろと遊んでいました。 どなたかがやっていたシャボン玉を凍らせる実験。 横から写真だけ撮らせてもらいました。 今年は、寒かったので、室内(入口で外気が入らないようにするための二重扉の中)でも凍ってます。 あとの時間は、この旅でお知り合いになった二組のご夫婦(富山のご夫婦と、東京のご夫婦)と、お話をしていました。 その中で、コンパクトカメラでオーロラ写真を撮れるか? という話題になりました。 私が使っているのは、三年前に買ったキャノンIXY DIGITAL 900IS。 これならば、撮れますよ〜と、ちょっと外に出て、 うっすらと肉眼でようやく見える程度のオーロラを撮影してしました。 こんな感じ。 お二組のカメラを拝見(お二組のカメラは偶然同じメーカーのもの)しましたが、 残念ながら、片方は撮影できる機能がありましたが、もう片方はどう頑張っても無理でした。 かなり明るい・・・それこそ影ができるようなオーロラならば写ったかもしれませんが、 上の写真の規模では、無理でしたね。 写真を送りますと、ホームページの宣伝をしてしまいました。 また、東京のご夫婦がせんべいを、富山のご夫婦が乾燥納豆を提供してくださり、 プチ宴会のような時間を過ごしていました。 そんな中、東京のご夫婦が、 「こういうものを買った」 と、提供してくれたのが、白樺のシロップ……… あ、あなたたちでしたか。 Can-Alaskaの売店でそういうことをすると、語り継がれます。 きっと、二便以降、来年も話題に上ることでしょう。 思わぬところで味見をさせてもらえました。感謝。 メープルシロップよりも味が濃く、独特の風味があるような感じですね。 とりあえず、食べたことがない味ですが、おいしかったです。 オーロラが出た〜と誰かが言って、みんな大慌てで外に出て行った後の、 スキーランドロッジ内部 中央のカウンターでお茶とコーヒーは勝手に入れて飲めます。 ココアはカウンター内の方に頼み、作ってもらうけど、激甘。 お湯か、コーヒーで薄めるとおいしいです。(人がいないところを撮るのは、結構大変) そんなこんなで三日目は終了。 明日は最終日。 大きなものが見たいですね(贅沢になってる) ホテルに帰り、寝る前。もう12/30の午前5時近くです。
![]() |