![]() 旅行五日目。
ボリアリスロッジから戻ってくると4時くらいでした。 今までで最高のオーロラ写真のバックアップを取り、安心したところで就寝。 今回の旅のトラブルをまとめると、こんな感じです(期待されているようなので………) (1)三脚で手を切る(二日目:チェナ山頂) 意外と血は出ず、痛みもなかったのですが結構深かったですね。 (2)唇の凍傷(知らないうちにやってしまったらしい………) どこでやってしまったんでしょう? 何かが貼りついたらしく、しばらくの間つらかったです。 痛みはないのですが、違和感が。 (3)林檎を剥いているうちに、手を切る まぁ、これは前に書いたとおり。 (4)眼鏡の破損 これは初体験でした。 二日目のチェナ山頂で、少しフレームが変形したかな?と思っていたのですが、 そのまま使っていた三日目、完全に変形しました。 寒さで曲がりやすくなっているところに、無理に力がかかったらしく、 ツルの付け根部分がねじ切れていました。 こんな感じ。 四日目のボレアリスロッジでは予備の眼鏡を使っていましたが、 プラスチックレンズでオーロラ観測をしたのは初めてでした(普段はわざとガラスレンズを使用しています) 部屋から外に出るたびに、「ぱきっ」という音がするので、少し不安になりましたが、特に問題ありませんでした。 (5)アルミ蒸着カバーの紛失(三日目:スキーランド) 二回目のイエローナイフから愛用していたカバーを風に飛ばされてしまいました。 紐にコンパスをつけていたので使いやすく、長い間、待機時の霜からカメラを守ってくれた、大事なカバーだったのですが………残念です。 (6)懐中電灯(LEDライト)の紛失(二日目:チェナ山頂) 雪上車の走行跡から外れて、太ももまで埋もれてしまった時に紛失したみたいです。 スーツケースの鍵が付いていたのですが……予備が一個しかない。 そんな感じですか。 目覚まし時計は7:00にセットしています。出発は8:45、それまでにチェックアウトをして。 荷物はほとんどまとまっています。 あ〜 眠い目をこすりつつ、冷蔵庫からペットボトルの水を取り出して、飲もうとしたところ、 水が出てこない。キャップをあける前は確かに液体だったのに。 あ! 過冷却だ! と、もう一本冷蔵庫に残っていたペットボトルも開けてみると、 やっぱり凍る。面白かったですね。 昨日、ウォルマートで買ってきておいたサンドイッチ(?)で朝食。 電子レンジは、やっぱりこういうとき便利ですね。
普段はそういう設備がなくても何とかなるように、電気湯沸かしポットだけは持っていっています。 でも、すでにポットはスーツケースの中です。 ウェストマークは部屋に当たり外れがあり、去年と今年は当たりの部屋でした。 (電子レンジと冷蔵庫などが付いている部屋) 身支度を整えると、もう8時過ぎ。 チェックアウトが込んでいるかもしれないので、8:15には下に降りて行きました。 チェックアウトを済ませ、同じツアーだった方たちと雑談していると、出発時間8:45です。 その時、お知り合いになった東京のご夫妻のスーツケースが目に留まりました。 そういえば、二個のスーツケースのうち、一個は来るとき全部食糧だったとか…… じゃ、帰りは? お聞きしたところ、 「コートしか入っていない」とか。 おもしろかったです。 やっぱり入国の時に税関で、自ら開けてみせて欲しかったです。(無理?) フェアバンクス空港から外の風景 工事中のため臨時カウンターまでの長蛇の列に並びました。 写真を撮り忘れましたが、サンタクロースが飴を配っていましたね。 もらった方も多かったようです。一人旅だと、列を外れるわけにはいかないですから…… 手作業でチェックイン(コンピュータをつかっていない!) 名簿に名前を記入され、荷物札をつけられ…… 今は、21世紀だぞ? 手荷物検査を受けてしまうと、もう戻れなくなるのでしばらくブラブラと。 飛行機が出るのは11:00過ぎなので、まだまだ時間があります。 われわれが帰る飛行機でやってきた方たちを受け入れるため、ガイドさんたちはわらわらと散っていきましたが、まだ入国審査が終わっていないようで、待機されていました。 お世話になったガイドさんを見つけたので、ご挨拶を。 「今度は夏のアラスカに来てくださいよ〜」 とのことです。 休みが取れれば、9月頃行きたいですね。 冬じゃないアラスカと、オーロラが一緒に楽しめるそうです。 でも……… 昼は昼のアクティビティ、 夜は夜でオーロラ観測。 いつ眠ればいいのでしょう? また来るかも〜 と言って、お別れ。 名残のタバコを吸って、手荷物検査場へ。 灰皿 写真中央上の穴から灰を捨てる………喫煙者にはつらい時代ですね。 手荷物検査場を抜けてしまうと、もう完全に禁煙です。 手荷物検査を受けて、待合室へ。 やっぱり待合室は手狭ですね。 椅子が全然足りません。 ここでもS.linさんと会って、最終日の爆発オーロラの写真を見せていただきました。 S.linさんは今年、F2.8の魚眼レンズをメインで使っていたそうですが、画角が広く、きれいでした。 オーロラ写真は難しいですね。 画角をとれば明るさが不足、 明るさをとれば、画角が狭い。 なかなかに満足しきれないものです。 そんな話をしているうちに、搭乗時間となりました。 隣席は、たまたまチェナ温泉でカニを食べていらっしゃったご夫婦でした。 やはり前夜のオーロラをご覧になったそうで、ニコニコ顔。 前夜のオーロラは本当に規模が大きく、この先何年旅をしても同程度以上のオーロラを見られる機会は少ないでしょう………と思ってしまうくらいでした。 直接会った方の中では、ひとりだけその日のオーロラ観測をキャンセルして寝てた方がいらっしゃいましたが、本当に残念だったと思います。 飛行機は相変わらず速く、 寝る間もなく日本へ。 日本に戻ると、もう元日のお昼過ぎでした。 結局のところ、年越しはいつだったのでしょう? あやふやなままの新年です。 昨年は元日の出発だったので、初日の出を日本とアラスカの両方で見ましたが、 今年は逆に元日の戻りで、初日の出は見られませんでした。 まぁ、プラスマイナスゼロということで。 今年のオーロラ旅行も無事に終了しました。 次回はあるでしょうか? 八月ごろ、そわそわし出すかも知れません。 でも、なじみになったKNTのスタッフが総入れ替えされていて、 結構ミスが多く、心配です。 次回も利用できるかどうかわかりません。 さて、どうしましょうか。 誰か、一緒に行く人、いませんかね? では、 今期の旅でご一緒した人、 今期もお世話になったAIEのツアーガイドさんやドライバーさん、 皆様に感謝して、今期の旅行記を終わります。 ありがとうございました。 次回もいけるよう、努力しましょう。 これからオーロラ旅へ出る方たちが、きれいなオーロラを見ることができますように、祈りつつ。
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