2008/12/31 帰国

旅行五日目。
ボリアリスロッジから戻ってくると4時くらいでした。
今までで最高のオーロラ写真のバックアップを取り、安心したところで就寝。

今回の旅のトラブルをまとめると、こんな感じです(期待されているようなので………)

(1)三脚で手を切る(二日目:チェナ山頂)
 意外と血は出ず、痛みもなかったのですが結構深かったですね。

(2)唇の凍傷(知らないうちにやってしまったらしい………)
 どこでやってしまったんでしょう?
 何かが貼りついたらしく、しばらくの間つらかったです。
 痛みはないのですが、違和感が。

(3)林檎を剥いているうちに、手を切る
 まぁ、これは前に書いたとおり。

(4)眼鏡の破損
 これは初体験でした。
 二日目のチェナ山頂で、少しフレームが変形したかな?と思っていたのですが、
 そのまま使っていた三日目、完全に変形しました。
 寒さで曲がりやすくなっているところに、無理に力がかかったらしく、
 ツルの付け根部分がねじ切れていました。
 こんな感じ。
 
 四日目のボレアリスロッジでは予備の眼鏡を使っていましたが、
 プラスチックレンズでオーロラ観測をしたのは初めてでした(普段はわざとガラスレンズを使用しています)
 部屋から外に出るたびに、「ぱきっ」という音がするので、少し不安になりましたが、特に問題ありませんでした。

(5)アルミ蒸着カバーの紛失(三日目:スキーランド)
 二回目のイエローナイフから愛用していたカバーを風に飛ばされてしまいました。
 紐にコンパスをつけていたので使いやすく、長い間、待機時の霜からカメラを守ってくれた、大事なカバーだったのですが………残念です。

(6)懐中電灯(LEDライト)の紛失(二日目:チェナ山頂)
 雪上車の走行跡から外れて、太ももまで埋もれてしまった時に紛失したみたいです。
 スーツケースの鍵が付いていたのですが……予備が一個しかない。
 
 そんな感じですか。


目覚まし時計は7:00にセットしています。出発は8:45、それまでにチェックアウトをして。
荷物はほとんどまとまっています。

あ〜
 
眠い目をこすりつつ、冷蔵庫からペットボトルの水を取り出して、飲もうとしたところ、

水が出てこない。キャップをあける前は確かに液体だったのに。

あ!
過冷却だ!

と、もう一本冷蔵庫に残っていたペットボトルも開けてみると、
やっぱり凍る。面白かったですね。

昨日、ウォルマートで買ってきておいたサンドイッチ(?)で朝食。




電子レンジは、やっぱりこういうとき便利ですね。
普段はそういう設備がなくても何とかなるように、電気湯沸かしポットだけは持っていっています。
でも、すでにポットはスーツケースの中です。

ウェストマークは部屋に当たり外れがあり、去年と今年は当たりの部屋でした。
(電子レンジと冷蔵庫などが付いている部屋)

身支度を整えると、もう8時過ぎ。
チェックアウトが込んでいるかもしれないので、8:15には下に降りて行きました。

チェックアウトを済ませ、同じツアーだった方たちと雑談していると、出発時間8:45です。

その時、お知り合いになった東京のご夫妻のスーツケースが目に留まりました。
そういえば、二個のスーツケースのうち、一個は来るとき全部食糧だったとか……

じゃ、帰りは?

お聞きしたところ、
「コートしか入っていない」とか。

おもしろかったです。
やっぱり入国の時に税関で、自ら開けてみせて欲しかったです。(無理?)


フェアバンクス空港から外の風景

工事中のため臨時カウンターまでの長蛇の列に並びました。
写真を撮り忘れましたが、サンタクロースが飴を配っていましたね。
もらった方も多かったようです。一人旅だと、列を外れるわけにはいかないですから……

手作業でチェックイン(コンピュータをつかっていない!)
名簿に名前を記入され、荷物札をつけられ……

今は、21世紀だぞ?

手荷物検査を受けてしまうと、もう戻れなくなるのでしばらくブラブラと。
飛行機が出るのは11:00過ぎなので、まだまだ時間があります。

われわれが帰る飛行機でやってきた方たちを受け入れるため、ガイドさんたちはわらわらと散っていきましたが、まだ入国審査が終わっていないようで、待機されていました。

お世話になったガイドさんを見つけたので、ご挨拶を。
「今度は夏のアラスカに来てくださいよ〜」
とのことです。
休みが取れれば、9月頃行きたいですね。
冬じゃないアラスカと、オーロラが一緒に楽しめるそうです。
でも………

昼は昼のアクティビティ、
夜は夜でオーロラ観測。

いつ眠ればいいのでしょう?

また来るかも〜

と言って、お別れ。
名残のタバコを吸って、手荷物検査場へ。

灰皿
写真中央上の穴から灰を捨てる………喫煙者にはつらい時代ですね。
手荷物検査場を抜けてしまうと、もう完全に禁煙です。


手荷物検査を受けて、待合室へ。
やっぱり待合室は手狭ですね。
椅子が全然足りません。

ここでもS.linさんと会って、最終日の爆発オーロラの写真を見せていただきました。
S.linさんは今年、F2.8の魚眼レンズをメインで使っていたそうですが、画角が広く、きれいでした。

オーロラ写真は難しいですね。

画角をとれば明るさが不足、
明るさをとれば、画角が狭い。

なかなかに満足しきれないものです。

そんな話をしているうちに、搭乗時間となりました。
隣席は、たまたまチェナ温泉でカニを食べていらっしゃったご夫婦でした。
やはり前夜のオーロラをご覧になったそうで、ニコニコ顔。

前夜のオーロラは本当に規模が大きく、この先何年旅をしても同程度以上のオーロラを見られる機会は少ないでしょう………と思ってしまうくらいでした。

直接会った方の中では、ひとりだけその日のオーロラ観測をキャンセルして寝てた方がいらっしゃいましたが、本当に残念だったと思います。

飛行機は相変わらず速く、


寝る間もなく日本へ。

日本に戻ると、もう元日のお昼過ぎでした。

結局のところ、年越しはいつだったのでしょう?
あやふやなままの新年です。

昨年は元日の出発だったので、初日の出を日本とアラスカの両方で見ましたが、
今年は逆に元日の戻りで、初日の出は見られませんでした。

まぁ、プラスマイナスゼロということで。







今年のオーロラ旅行も無事に終了しました。
次回はあるでしょうか?
八月ごろ、そわそわし出すかも知れません。

でも、なじみになったKNTのスタッフが総入れ替えされていて、
結構ミスが多く、心配です。

次回も利用できるかどうかわかりません。

さて、どうしましょうか。

誰か、一緒に行く人、いませんかね?


では、
今期の旅でご一緒した人、
今期もお世話になったAIEのツアーガイドさんやドライバーさん、
皆様に感謝して、今期の旅行記を終わります。

ありがとうございました。
次回もいけるよう、努力しましょう。

これからオーロラ旅へ出る方たちが、きれいなオーロラを見ることができますように、祈りつつ。


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