![]() 今年の旅の始まりは、何時にさかのぼるのだろう?
まず、2010/09月に同期間出発のイエローナイフを申し込みました。 そして、それは2010/11月に催行できないことが決定。 今年はアラスカ行きの直行便も日付が合わず、シアトル経由の通常便で行くにも帰りの乗継が悪く、シアトルで一泊しなくてなりません。 一度諦めました。 そして歳が明けて2011年1月。 急に思いつきました。 フィンランドに行ってみよーかと。 インターネットで予約すると、あっさりと予約が取れました。 まぁ、こんなこともあるのでしょう。と、覚悟を決めて、上司に連絡。 ひたすら仕事を押し込んだ2/10。 何とか予定をこなし、定時に帰宅。 でも、珍しく関東に大雪の予報が出ています。 飛行機は2/11 12:00発です。 国際線だから大体2時間前とすると、10:00頃には空港に行くべきですね。 すると、福島からは・・・・・・始発の新幹線でぎりぎりです。 2/10のうちに上野に移動し、前泊することにしました。 2/10、22:00過ぎに上野着。 ホテルにチェックインしようとすると・・・・・・予約が入っていない? ちゃんと予約は完了しているので、少しもめる。 結果、私の名前を『コバヤシ』と間違えて記録していたとのこと。 昔からよくあるのです。特にカタカナにしちゃうと。 何とか部屋に入り、すぐに寝ました。 2/11 6:00起き。 どたばたと準備をして、7:00にはチェックアウト。 京成スカイライナーに乗るため、京成上野駅に。 写真ではわかりにくいですが、霙でした。 京成スカイライナーも昨年から速くなりました。 たった45分で成田空港第二ターミナルです。 8:00過ぎに空港着。 一度、旅行会社のカウンターでe-チケットを受け取りに行き、9:00オープンというフィンエアーのカウンターへ並びました。 9:30 フィンエアーでチェックイン。 ようやく自由時間です。 あとは11:00ごろまでにゲートに行けばいいだけです。 それまでにやることは・・・・・・いくつかあるのです。 ・両替 ・スーツケースベルトの購入 ・目覚まし時計の購入 ・朝食 淡々と準備して、全部終わったのは10:30ごろ。 ようやくゆっくり空港を眺めました。 まぁ、そんなに変わるわけではないのですが、それでも毎年変わっています。 空港とは面白いところですね。 さっさと手荷物検査を受けて、出国審査を通過。 ゲートへ向かいました。 今年のゲートは94。 第二ターミナルの90番台はもう慣れっこです。 マイナー路線ですね。 特にトラブルもなく、搭乗。 初めてのフィンエアー。 機内食がおいしいといいな〜 と、いう期待もむなしく。まぁ、それなり。 暇です。 本当に暇です。 お昼発だと、眠ることもできません。 てきとーに選んだ映画(フクロウの映画)を一本観て、あとは機内誌など。 もうちょっとやる気だせよ?フィンエアー? あんな立派な機内誌の日本語部分がこれじゃ、がっかりだぞ? 特にトラブルなく、快調にロシア上空を飛び、9時間30分ほどでフィンランドのヘルシンキへ。 ヘルシンキ空港は初めてです。 さて、この先国内線の乗り換えは初めてなのですが、事前に調べた限りで、なんかよくわかりません。 入国審査の前に、手荷物検査がある? どうして? 飛行機降りたばっかりで、外部との接触ないのに? よくわからないまま手荷物検査を受けて、入国審査。 突然、入国審査官が叫びました。 『COLD!!』 はい? 聞き返してみると、 『そとはさみーぞ?ちゃんとコートのファスナーは上まで上げとけよ?よーきたな。フィンランドへ!」 とのこと。(入国審査官の年齢・外観・雰囲気を考慮し、英語を意訳しております) 基本的にいい人らしいです。 さて。 入国審査も終わり、国内線のゲートへ。 うわー。 イヴァロ行きが約1時間遅れている〜 仕方ない。 ここで夕飯にしよう。 サンドイッチと500mlの水を2本買いました。 払ったお金は12ユーロ! せ、せんさんびゅくえん以上!!!! うわさには聞いていましたが、物価高いですね〜 喫煙所を探しながら、空港をうろうろと。 外はマイナス10度くらいらしいです。 18:15 飛行機は約1時間遅れて飛び立ちました。 結構前のほうの席だったのですが、となりのシートは日本人の母娘さん二人組み。 きれいなお嬢さんでした。 そんなわれわれの周りは、どうみてもすでに出来上がっちゃっている親父どもに囲まれました。 親父どもは有料にもかかわらず、酒を頼む頼む。 すごかったですね。 ドリンクサービスのキャビンアテンダントがしばらくそこから動きませんでした。 やっと来たドリンクサービスのとき、隣のお嬢さんが、『キートス!』とお礼を言っていました。 あ? ああ。そうか英語は通じるけど、フィンランドはフィンランド語だった。 『キートス』っていうのは『ありがとう』って意味ですか? 隣のお嬢さんに聞いてみた。 やっぱりそうらしい。 そうか。 あんまり言葉について調べてこなかったな。 まぁ、英語が通じるから大丈夫だろう。 予定通り、イヴァロ空港に到着。 うひゃ〜 雪が降ってますね〜 雲がかかっています。 北欧はこれがあるから、観測率が低いそうですね。 サーリセルカの観測率は、『晴天時に70%』とのこと。 じゃ、『晴天率』は? ・・・・・・・・・大体50%くらいらしいですね。 期待するしかありませんね。 不安だった荷物も、問題なく着きました。 税関も簡単なもんです。 乗り継ぎの場合、入国審査はヘルシンキですが、税関は最終空港でとのこと。 上の写真でもわかるように、申告がなければ、緑のゲートをくぐるだけ。 そういえば、入国申請書も、税関申告書もありませんでした。 何にも書かされることがなかったので、ちょっと不安でしたが、そういうもんみたいです。 さて、空港を出ると路線バスが待っているからそれに乗って、約30キロ先のサーリセルカへ移動しなくてはならないのですが。 バス、3台来てるし。 バスチケットは事前に渡されていたので、表記してあるバス会社、行き先を見比べ、バスのおなかに荷物を積み込んで乗りこむ。 しかーし。 バスは満員。座席は無し。 つかまるとこころすらない座席と座席の間に何とかしがみついて、揺られること30分。 バスはサーリセルカの村へ。 それぞれのホテルで客を降ろし、一番近い停留所で降りる。 雪道の中、荷物を引きながらホテルキエッピへ移動。 チェックインも英語で問題なく終了。 ホテルキエッピは・・・・・・・・・なんというか。 ボロくはない。それなりにあたらしい。 だが、なんというか。 ・・・・・・・・・安普請? 写真で観るとおしゃれな感じなんだよ? 写真と実物は違うんだよ? うーん。 困ったな。 『このホテルで大丈夫か?』 という、私の不安感をまったく伝えられない。 あ、そうそう。この写真。 お分かりになるだろうか? トイレのそばにシャワーがある。 バスタブはない。 ヨーロッパではバスタブのないホテルは良くある(オランダとルクセンブルクでもそうだった)し、覚悟もしてきたが。まさか、トイレと床が共通で、シャワーカーテンでの仕切りのみ。 床は当然、水が飛び散るから、排水溝へ寄せるためのワイパーがおいてあるって・・・・・・ まぁ、いいだろう。 そういうものだ。 開き直るまで、10分少々かかりました。 そうだ、オーロラに行こう!! ようやく開き直って準備を始めた22:00ごろ。 ホテルの電話が鳴りました。 ガイド会社からのもので何か困ったら、連絡しろとのこと。 あー。 ここはそういうとこなのか。 こりゃ帰るまで、ガイド会社の人には会わないな。 さて。現在の気温はマイナス15度くらい。 防寒も中程度で、外に出ました。 曇ってました。 じゃあ、今日は場所の確認をするか・・・・・・ と、村の奥へ歩き出しました。 現地ガイドブックのお勧めの場所にいってみるけど、なにやらパッとしない。 住宅街を抜けていった奥なのだが。 シウラという観光案内所まで来てしまった。 困ったなぁ・・・・・・ しばらくうろうろするものの、晴れてくる気配もない。 11時ごろ、一度ホテルに戻りました。 ちょっとあきらめて、1時まで寝る。 起きだして、空を見る。 晴れているなぁ・・・・・・ 準備して、外に出る。 30分ほどうろうろして、また部屋に戻る。 3時ごろまた起きだして空を見る。 晴れている。 頑張って起きだし、カメラを担いで、また、村の中をうろうろする。 人通りはない。 遠くから、叫び声が聞こえる。 『えくすきゅーず みー!!』 あ、あれは間違いなく日本人だ。 どうしました? どうやら、若い女性らしい。 『オーロラって、どこに行けば観られるんですか?』 うむ。漠然としていて、それだけに哲学的な香りすらする質問ですね。 いまは、出てないと思いますけど。 『そうですか。だいぶうろうろしたんですけど、観られなくって・・・・・・・・・』 さっき、北西側の住宅街を抜けたところへ行ってきましたが、見えにくいかもしれませんね。 リエコンリンナのストーブ小屋の位置もわからなくて・・・・・・ 『あ、リエコンリンナホテルのすぐ脇ですよ。従業員用の駐車場から入っていけます。その先の 郊外へ抜ける橋の先は街灯がなく見えやすいらしいんですけど』 その女性はしばらくうろうろすると言って、反対方向へ歩いていきました。 私は、じゃ、まずストーブ小屋辺りに行ってみるかと坂を下り始めました。 その1分後。 街中から試しに撮った写真が、これ。 あ、なんだ。 オーロラでてるじゃないですか。 先ほどすれ違った話したお嬢さんを呼んでみましたが、すでに裏手に入ったのか、反応がありません。 しょうがないかぁ。 と、教えてもらったあたりで撮影。 ほんの10分程度、晴れました。 雲の向こうで見えにくいのですが、どうやら下の上くらいのオーロラは出ていたみたいですね。 20枚ほど写真を撮ったら、すぐに雲が出てしまいました。 とりあえず、見られたことは見られました。 その後、一度ホテルに帰り、6時ごろ起きだしてもう一度見ましたが、曇っていました。 うーん。 これ、本当に雲だろうか? もしかして、生活排気?(煙や水蒸気など) だとすれば・・・・・・・・・ いろいろ考えながら、7時ごろ就寝。
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