注意深い方には無用の忠告でしょうが・・・・・・・・・
みなさんは「コントロールパネル」の「システム」をご覧になることがおありでしょうか?。パソコン買いたてで「さあ、パソコンなるものを体験してみよう」段階ではあまりご覧にならないと思います。けれども私のようにあれこれやくざな拾い物パーツを組み合わせて役にも立たないマシンを1台作り上げるようなご趣味をお持ちの方はしばしばこれのお世話になっておられると思います。実際「コントロールパネル」の「システム」は非常に重要な情報の集積ですから。
「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「システム」→「デバイスマネージャ」と進んで「種類別に表示」としますと、ご使用のマシンを構成しているハードウェア情報が一覧できます。ご自分のマシンについているディスプレイアダプタの種類及びそのドライバまた現在の設定状況などがここで分かるのですが、見過ごしやすいポイントがあります。
「デバイスの(リソースの)競合」等ハードウェアが原因で起こるパソコンのトラブルについては別のページでも解説していますが、「競合」をはじめ不具合があるデバイスについてはこの「種類別に表示」の画面を開いたときに即座にわかります。「競合」の場合は黄色のびっくりマーク「!」が表示されていますし、その他の理由によるデバイス異常については赤い「×」がついています。これらの表示を見て問題のデバイスを特定し手動でリソースの値を変更してやるなどの処置をとってトラブルから脱出するわけですが、「!」や「×」が表示されていなくても問題があってマシンが正常に動作しないというケースもあるのです。ぱっと見では分からないのですが、デバイス一覧の表示の中に、
その他のデバイス
という項目がありませんか?・・・・・・マークは「?」、そう「はてな」です。そのデバイスを示す本来のマークの上に重なっている「!」や「×」ではなく、デバイスを示すマーク自体が「?」なのです。なければ幸いですが、あればちょっと点検してみなければなりません。これはOSが「なんだか知らないがとにかくこのマシンについているぞ・・・・・・まあとりあえず最低限の識別情報でもって認識しておこう」と判断している項目なのです。適切なドライバをインストールすれば通常解決しますが、これだけではちょっと抽象的過ぎて分かりにくいですね。例をあげて具体的に紹介しましょう。
例えばあなたが PCIのSCSIボードを買ってきていそいそと愛機に接続したとします。しかしドライバがありません。私のようにジャンクな品物を買うからです。買うときには「なあに、OS標準のPCI−SCSIボードドライバの中で1個位はこのボードに当てはまるヤツがあるだろう。」とか思っておられたのではないでしょうか。しかしいざ接続してそのSCSIボードにつないだSCSI−HDからOSを起動しようとすると起動しないか、或いは起動しても異常に遅い動作環境になるでしょう。CPUもメモリもそれなりに積んでいるにもかかわらず、OSの起動完了まで目に見えて速度が違うことにお気づきになると思います。・・・・・・これは、
ドライバがないので、OSが緊急手段的にMS−DOSレベルで確保したSCSI環境で動作しているから
です。私はNECのPC−98マシンでこれを体験しました。異常に遅い動作環境をまのあたりにして私が最初に疑ったのは、
SCSIデバイスに関してリソースが競合を起こしていないか
という事です。もしもSCSIボードが他のデバイスと競合していればSCSI機器はまったく動作しない乃至異常に遅い環境になるからです(「競合しているくせに動作する」ときもやはりMS−DOSレベルで確保した環境によるものです。Windows本来の認識のされ方ではありません)。私はすぐに上述のように「システム」の「デバイスマネージャ」を見ました。しかし競合を示す「!」マークも異常を示す「×」マークも出ていません。「あれぇ・・・・・??」と思い、同じ「システム」の「パフォーマンス」を見ました。これは、
ファイルシステムが「MS−DOS互換モード」になっていないか
を確認するためです。何らかの障害があってディスクがWindows本来の動作ができずに一時的にMS−DOSレベルで認識管理されている場合はこの「パフォーマンス」の「ファイルシステム」が「MS−DOS互換モード」になっています(Windows本来のありかたでちゃんと認識されている場合は「32ビット」と表示されています)。この「MS−DOS互換モード」ファイルシステムは、通常は、MS−DOSレベルの設定ファイルである「config.sys」や「autoexec.bat」に「リアルモード用=MS−DOS用」のドライバが登録されているか、そこに登録されているドライバファイルを正しく認識できなかった場合に登場する暫定環境で、Windows通常の動作モードである32ビット環境よりもはるかに遅い動作環境です。ここで見つけました。たしかにファイルシステムが「MS−DOS互換モード」になっています。そこで早速「config.sys」や「autoexec.bat」を調べましたが・・・・・・・変なのです。登録されているドライバは全て「リアルモード用」でないもの、つまりWindowsのファイルシステムが「MS−DOS互換モード」になる原因とはならないもので且つ登録されているドライバはちゃんと指定されているパスに存在していました。何度確認しても原因が特定できません。しまいに「config.sys」、「autoexec.bat」両ファイルを削除し(Windows95以上のOSではこれらの両ファイルがなくてもOSが起動します)、再起動してみました。これで「MS−DOS互換モード」の原因は全部取り除いたはずなのです。しかしやはり遅いままでファイルシステムは「MS−DOS互換モード」・・・・・・・。私はうらうらと夢見心地になり現実逃避しながらコーヒーをすすっていました。しかし「デバイスマネージャ」を見ているうちにある異常な事態を発見しました。それは、
SCSI−HDから起動しているのに「デバイスマネージャ」に「SCSIコントローラ」が表示されていない
という事です。私は危うくコーヒーカップを放り投げそうになりました。SCSI−HDからOSを起動して、遅いとはいえ現にWindowsの画面が立ち上がってきているのです。SCSIコントローラが認識されていない筈はありません。そして直ちに私の目は、「デバイスマネージャ」画面における「SCSIコントローラ」が本来あるべき部分のちょっと下に表示されている「?」マークの「その他のデバイス」にくぎ付けになったのです。開けてみると案の定ここにSCSIボードの表示があります。これで原因が分かり納得がいきました。SCSIボードがWindows上SCSIボードとして認識されていないならその原因はほぼ100%、そのSCSIボードのドライバがおかしい若しくは無いから別のもので代用しているからと言えます。私はドライバディスクのないそのSCSIボードを外して同じ位ジャンクでやくざな、しかしWindows用のドライバはちゃんとあるSCSIボードに差し替えて使用すると・・・・・・見事「デバイスマネージャ」に「SCSIコントローラ」が表示され、「その他のデバイス」は消失しました。ファイルシステムも「MS−DOS互換モード」ではなく「32ビット」になっています。動作もさっきまでの比ではありません。ちゃんとまともに動きます。取り外したSCSIボードはDOS用のマシン専用とし、これで一件落着です。そのSCSIボードをWindows95で使えなかったことは残念ですが、ドライバがないのならそれはやむを得ないことです。その原因がわかり、それなりに使い道が決まったという事は私にとってはおおいに理解できる決着なのです。
そういえば私はパソコンに向かっているとき大抵何故か焦っています。落ち着いて「考えて」はいませんね・・・・・・・。だからしょっちゅう「その他のデバイス」とかを見落とすし、パソコンの電源を落として布団に入ってから急にひらめいたりするんですね。あっ、また 「納得できた」 ・・・・・・。