第28回エリザベス女王杯 結果&回顧

N氏のレース回顧

スマイルトゥモローが外からハナに行き、気分に任せて速いペース。
たて長でバラけて紛れがなく、底力勝負になり3歳勢の力歴然。
スティルインラヴはパドックでも落ち着きがないように見え、
ピークは過ぎてしまったかの印象。レースではマークされる形で
人気馬では最初に動いて、勝ちに行く競馬であの差なら力を見せた。
アドマイヤグルーヴもマークする立場とはいえ、外を回って差しきったの
だから力は互角。精神的に馬群を割れるようなタイプではないだろうが
成長すればスティルとの差はさらに開くだろう。
ローズバド、レディパステルは直線突き抜ける脚なく、力差を見せ付けられた感じ。
タイガーテイルは後方追走から直線中を割って伸びてきた。
相手なりに駆けるようなタイプに感じる。JCで牡馬相手でどこまでやれるか。


レース結果
着順 馬番 馬名 斤量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
1 4 7 アドマイヤグルーヴ 3 54.0kg 武豊 2:11.8   462Kg 0 2
2 3 5 スティルインラブ  3 54.0kg 幸英明 2:11.8 ハナ 454Kg -6 1
3 8 14 タイガーテイル   4 56.0kg T.ジレ 2:12.0 1 1/2馬身 454Kg 前走計量不能 10
4 2 3 レディパステル   5 56.0kg 蛯名正義 2:12.1 1/2馬身 456Kg -8 4
5 8 15 ローズバド     5 56.0kg 横山典弘 2:12.1 クビ 432Kg -4 3
6 5 9 ダイヤモンドビコー 5 56.0kg O.ペリエ 2:12.2 クビ 470Kg -2 5
7 5 8 ヤマカツリリー   3 54.0kg 安藤勝己 2:12.3 クビ 480Kg -4 8
8 1 1 アナマリー     4 56.0kg C.スミヨン 2:12.4 1/2馬身 448Kg 前走計量不能 6
9 2 2 オースミハルカ   3 54.0kg 川島信二 2:12.4 クビ 456Kg +4 11
10 4 6 ヘヴンリーロマンス 3 54.0kg 松永幹夫 2:12.5 クビ 500Kg +4 9
11 7 12 トーワトレジャー  6 56.0kg 上村洋行 2:12.7 1 1/2馬身 472Kg 0 15
12 3 4 メイショウバトラー 3 54.0kg 武幸四郎 2:12.9 1 1/2馬身 504Kg 0 12
13 6 11 ショウナンバーキン 5 56.0kg 四位洋文 2:13.3 2 1/2馬身 474Kg -2 14
14 6 10 シンコールビー   3 54.0kg 佐藤哲三 2:13.8 3馬身 442Kg -2 13
15 7 13 スマイルトゥモロー 4 56.0kg 吉田豊 2:14.0 1馬身 442Kg -4 7
ハロンタイム  12.3 - 10.8 - 11.3 - 11.3 - 11.8 - 12.2 - 12.7 - 12.1 - 12.1 - 12.4 - 12.8
上り  4F 49.4 - 3F 37.3
1コーナー  13-4,2-8,12-5,3,1,7,15(6,9)10(11,14)
2コーナー  13=4,2=8,12=5,3,1-(15,7)-9,6(10,14)-11
3コーナー  (13,*4)-2=8,12=(5,3)-(15,1)7(6,9)(14,10)-11
4コーナー  (*4,2)13-(8,12)-5,3(15,1)7,6,9,14,10-11

<払戻金・給付金>
単勝 07 360円 2番人気
複勝 07 140円 1番人気
05 140円 2番人気
14 910円 11番人気
枠連 3-4 470円 1番人気
馬連 05-07 530円 1番人気
ワイド 05-07 280円 1番人気
07-14 2,990円 33番人気
05-14 2,830円 31番人気
馬単 07-05 1,070円 2番人気
3連複 05-07-14 9,570円 32番人気

レース回顧

 伏兵の先行型が引っぱり、レースラップは57.5−12.2−62.1秒。2分11秒8の好時計になり、後半の1200mはすべてハロン12秒台。最後は一瞬の切れとかではなく、頂点のG1らしい底力勝負となった。引っ張ったグループは当然、失速はしたが、レースの中身を濃くした立て役者となった。

 人気馬では、3歳スティルインラブが強気に、もっとも前の位置取り。これを5歳レディパステルがマークし、さらにそれをローズバド、アドマイヤグルーヴが射程に入れて進む形となった。結果、巧みに当面のライバルを見ながら進んだアドマイヤグルーヴの快勝となったが、負けたスティルインラブは見事。馬体が減り明らかにピーク過ぎの感があり、なおかつ有力馬のマークを一手に受ける位置取り。これで鼻差2着は立派。さすが歴史に残る3冠馬だった。ライバルのアドマイヤグルーヴに差されたとはいえ、そのレースの中身は勝ち馬をさえしのぐものだった。

 ドッと疲れが出そうだから、勝ったアドマイヤグルーヴとともに来期に向けてゆっくりオーバーホールに入って、またグルーヴとの好勝負を続けて欲しい。グルーヴの勝利は位置どりもあったが、祖母や母と同様、本当に強くなるのはこれからということだろう。勝ったがまだ途上。中身はスティルにまだ一歩ゆずっている。

 タイガーテイルは、アナマリーとは違って、伊・加など英・仏だけではない競馬を経験している強みだろう。いつものジャパンCで示されるパターン通りで、英・仏のレース中心では高速レースに対応は難しい。

 レディパステルは肝心の勝負どころで右回りに対する死角を出した。バテてはいないが、あそこで置かれては苦しい。とはいえ、早めに動いたローズバドとともに並んでの4〜5着で、いつもの力関係通りだったから、残念ながら若い3歳馬の勢いとレベルに少しだけ見劣ったということだろう。


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