第133回天皇賞(春) レース結果&回顧

11R 第133回 天皇賞(春)(GI)

サラ系4歳以上 3200m 芝・右 外
(国際)牡・牝(指定)オープン 定量
本賞金: 13200 5300 3300 2000 1320 万円
付加賞: 373.8 106.8 53.4 万円
発走 15:40
天候:晴   芝:良
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 4 7 マル市ディープインパクト 牡4 58.0 武豊 3:13.4 レコード 33.5 438 -4 池江泰郎 1
2 6 11 リンカーン 牡6 58.0 横山典弘 3:14.0 3 1/2 33.7 480 +6 音無秀孝 2
3 1 1 ストラタジェム 牡5 58.0 G.ボス 3:14.8 34.3 446 +2 平田修 8
4 7 14 マル父アイポッパー 牡6 58.0 福永祐一 3:14.9 1/2 34.1 454 -6 清水出美 7
5 3 6 マル父トウカイカムカム 牡5 58.0 幸英明 3:15.1 1 1/2 34.5 422 -2 田所秀孝 9
6 7 13 マル父ファストタテヤマ 牡7 58.0 武幸四郎 3:15.2 3/4 34.5 468 -2 安田伊佐夫 13
7 1 2 マル父マッキーマックス 牡6 58.0 藤田伸二 3:15.2 クビ 34.8 488 -10 藤原英昭 3
8 2 4 ローゼンクロイツ 牡4 58.0 安藤勝己 3:15.2 ハナ 35.1 456 -14 橋口弘次郎 6
9 3 5 トウカイトリック 牡4 58.0 芹沢純一 3:15.3 クビ 35.1 432 +2 松元省一 5
10 5 9 マル父デルタブルース 牡5 58.0 岩田康誠 3:15.7 2 1/2 34.6 518 -8 角居勝彦 4
11 8 15 マル父シルクフェイマス 牡7 58.0 柴田善臣 3:15.9 1 1/4 35.8 484 -2 鮫島一歩 11
12 8 16 マル市ナリタセンチュリー 牡7 58.0 田島裕和 3:16.0 1/2 35.5 476 +6 藤沢則雄 10
13 4 8 ビッグゴールド 牡8 58.0 和田竜二 3:16.2 1 1/2 35.7 464 0 中尾正 14
14 5 10 マル市アドマイヤモナーク 牡5 58.0 四位洋文 3:16.5 1 3/4 35.5 484 +8 松田博資 12
15 6 12 ハイフレンドトライ 牡6 58.0 小林淳一 3:16.8 35.9 480 +8 根本康広 17
16 2 3 マル父チャクラ 牡6 58.0 小牧太 3:16.9 クビ 36.2 482 +4 安達昭夫 15
17 8 17 ブルートルネード 牡5 58.0 池添謙一 3:18.7 大差 38.3 528 +16 池添兼雄 16
タイム
ハロンタイム 13.0 - 11.7 - 11.5 - 11.9 - 12.2 - 12.2 - 12.0 - 13.2 - 12.6 - 12.7 - 12.9 - 12.7 - 11.3 - 11.0 - 11.2 - 11.3
上り 4F 44.8 - 3F 33.5
コーナー通過順位
1コーナー (*17,5)(8,15)11,6,4,16(14,12)(9,2)10(1,13,7)-3
2コーナー (*17,5)(8,15)11(6,4)16(14,12)2,9,10,7(1,13)3
3コーナー(2周目) (*17,5,15)(8,11,4,7)(6,16)(1,12,2)14(9,10,13,3)
4コーナー(2周目) 7(15,4,11)(5,1,2)(17,8,16)(6,3)(14,13)(9,10,12)
払戻金
単勝 7 110円 1番人気 馬連 7-11 380円 1番人気 馬単 7-11 430円 1番人気
複勝 7
11
1
110円
170円
470円
1番人気
2番人気
8番人気
ワイド 7-11
1-7
1-11
210円
750円
1,990円
1番人気
7番人気
23番人気
3連複 1-7-11 2,840円 11番人気
3連単 7-11-1 4,320円 11番人気
枠連 4-6 390円 1番人気                


レース回顧(netkeibaより引用)

天皇賞・春

 レースの流れや馬場コンディションなど、小さな要素は別にして、歴史の中で2400mを超えるような長距離戦のレベルは、最終的には走破時計に行き着く気がする。長距離戦こそ能力の目安は時計にあるとするとき、ディープインパクトの3200m・3分13秒4が示す能力は、間違いなく史上最強だろう。

 マヤノトップガン、サクラローレルが3分14秒4のレコードを樹立した1997年、勝ったマヤノトップガンはレースの前半、いつもより後方に位置し途中で動かず、後半の「マイル戦」のようなレースに持ち込んだ。スパートのタイミングや、レース全体の流れも少々異なるが、ディープインパクトの今回も、前半の1600m過ぎまでは(出負けしたこともあるが)ほとんどレースに参加せず、極端に言うと助走に徹するような形で、ディープインパクトの前半1600m通過は1分39秒3〜4前後(先頭のブルートルネードが1分37秒7)。

 相手に合わせるというより、極力ロスを少なくして進むと(武豊騎手は前半は苦しかったと表現したが、位置取りやペースのことではなくガマンすることに徹したからだろう)、ディープインパクト自身の後半1600mは1分34秒0〜1(その推定の前後半は48.3-44.8秒)で乗り切ったことになる。2周目に入って、向正面から自分だけのマイル戦をスタートさせて48.3-44.8秒。だから、上がり3Fは33.5秒となったわけで、最後方近くに前半は位置したディープインパクトは、マヤノトップガンが当時は不滅とも思えるレコードを記録した時と同様、後半の1600mの競馬に(自身は)持ち込んでしまうようなズバ抜けた能力を示したともいえる。

 ステイヤーとしての資質とは、また少し区分やとらえ方が異なるところがあって、3分13秒4のレコードを、1分36秒7=1分36秒7の一定バランスに近いようなペースで記録するのではなく、1分39秒3=1分34秒1。長距離戦が少なくなったためモデルケースは少ないが、ディープインパクトの心肺機能はとてつもないところにありそうだ。

 どの欧州のG1に遠征するかはまだ決まっていないが、芝の差うんぬんは別に、そうじてヨーロッパの中〜長距離G1は、ワンパターンの流れになることが多い。前半はあまり無理せず、後半になって各馬一気にスパート。前半どれだけスタミナロスを防げるかがカギになるが、芝の違いを考えなければ、ディープインパクトにとってもっとも良さの生きる形が待っているかもしれない。

 ディープインパクトが他馬とは関係のないレースをしたと考えると、流れに乗って早め早めに動き、3分14秒0のリンカーン(3着には5馬身差)の今回のレースの中身も特筆されていいだろう。

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