第66回菊花賞 レース結果

第66回 菊花賞レース結果
着順 馬番 記号 馬名 斤量 騎手 タイム 着差 馬体重 調教師 人気
1 4 7 (市) ディープインパクト 3 57.0kg 武豊 3:04.6   444Kg -4 池江泰郎 1
2 3 6 アドマイヤジャパン 3 57.0kg 横山典弘 3:04.9 2馬身 474Kg 0 松田博資 6
3 2 4 ローゼンクロイツ 3 57.0kg 安藤勝己 3:05.6 4馬身 472Kg -2 橋口弘次郎 3
4 6 11 シックスセンス 3 57.0kg 四位洋文 3:05.7 1/2馬身 456Kg +6 長浜博之 2
5 7 14 (外) フサイチアウステル 3 57.0kg 藤田伸二 3:06.0 2馬身 476Kg 0 池江泰寿 5
6 3 5 (父) アドマイヤフジ 3 57.0kg 福永祐一 3:06.9 5馬身 522Kg -6 橋田満 4
7 1 1 (父) コンラッド 3 57.0kg 小牧太 3:07.3 2 1/2馬身 496Kg 0 手塚貴久 7
8 8 15 (父) マルブツライト 3 57.0kg 松岡正海 3:07.3 ハナ 470Kg -4 大久保正陽 11
9 5 9 (外) エイシンサリヴァン 3 57.0kg 吉田豊 3:07.4 3/4馬身 474Kg -4 大久保洋吉 16
10 2 3 (父) ミツワスカイハイ 3 57.0kg 渡辺薫彦 3:07.5 クビ 472Kg +20 佐山優 15
11 6 12 ピサノパテック 3 57.0kg 岩田康誠 3:07.7 1 1/2馬身 480Kg -6 藤沢和雄 8
12 1 2 (父) ヤマトスプリンター 3 57.0kg 池添謙一 3:07.8 1/2馬身 458Kg +4 安達昭夫 10
13 8 16 (市) マルカジーク 3 57.0kg 角田晃一 3:08.6 5馬身 468Kg -2 北橋修二 13
14 7 13 ディーエスハリアー 3 57.0kg 石橋脩 3:09.2 3 1/2馬身 456Kg -10 柴田政人 12
15 4 8 シャドウゲイト 3 57.0kg 佐藤哲三 3:09.6 2 1/2馬身 482Kg +2 加藤征弘 9
16 5 10 レットバトラー 3 57.0kg 幸英明 3:09.8 1馬身 502Kg 0 瀬戸口勉 14
ハロンタイム  13.0 - 11.6 - 11.7 - 12.2 - 12.7 - 13.0 - 13.5 - 12.6 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.1 - 11.6
上り  4F 47.8 - 3F 35.7
1コーナー  8,6=12,4,1,14,7,13(5,11)-(9,15)(3,10)-16,2
2コーナー  8-6=12-4(1,14)-7,13(5,11)(9,15)(3,10)16-2
3コーナー(2周目)  8-6=12,4(1,14)-7,5(11,13,15)10(9,3,16)-2
4コーナー(2周目)  8,6=(12,4)(1,14)7(5,11)(3,15)(16,13)(9,10)2

<払戻金>
単勝 07 100円 1番人気
複勝 07 100円 1番人気
06 400円 6番人気
04 190円 3番人気
枠連 3-4 410円 2番人気
馬連 06-07 1,290円 5番人気
ワイド 06-07 620円 6番人気
04-07 230円 2番人気
04-06 1,720円 16番人気
馬単 07-06 1,320円 5番人気
3連複 04-06-07 2,730円 8番人気
3連単 07-06-04 7,090円 21番人気


レース回顧

 1周目の4コーナーを回るころにかかり気味になり(最終コーナーと察して加速しはじめた)、包まれる危険を承知でインに入れる形になったこと。スパートのタイミングが多少遅かったことなど、もしや…の危なっかしい場面もないではなかったが、無敗の3冠馬達成は期待通りだった。
 
 3冠達成には強力なライバルがいないことも必要条件の1つとされるが、伏兵シャドウゲイトがペースメーカーとなり、アドマイヤジャパンが2番手。そうスローの流れではなく、前後半の1500mずつは〈1分34秒0=1分30秒6〉だった。横山典弘騎手の逃げ切ったセイウンスカイは〈1分31秒6=1分31秒6〉という破格の記録を持つが、今年のペースが近年のパターン。抜け出して3分04秒9で乗り切ったアドマイヤジャパンは、ローゼンクロイツ(3着)に4馬身の差をつけたように、ダービーのインティライミと同じで、普通の年なら文句なく勝ち馬のレベル。ディープインパクトの相手になったグループは、3冠を通して決してレベルは低くなかったことに、数字の裏付けもある。

 ディープの上がりは33.3秒(レースの上がりは35.1秒)。この爆発力が最大の持ち味なのだから、これは納得で、強さを浮き立たせるが、長丁場で上がり33秒台前半は、かかる負担が(のちに)、活力のロスや脚部難につながることが多い。これからの海外遠征や、古馬相手のGIを展望すると、無事を保つために、もう少し早めにスパートできて、余力を残したい気もするが、これがディープインパクトの能力発揮にベストの形だと考えるなら、これはまだ3歳の7戦目のことなのだから、やむを得ないのだろう。
 
 ディープインパクトがただ傑出した能力を持つだけでなく、独特のストライドや、楽々と33秒台のスピードを繰り出せるバネを考えると、単にサンデーサイレンスの最良の後継馬ではなく、のちに種牡馬となったとき、ディープインパクト自身が起点の種牡馬となれる可能性もある。馬体は決して目立つものではないあたりも、展望のスケールは大きく飛躍しすぎるが、ミスタープロスペクターや、ノーザンダンサー、ミルリーフ、もっと遠くナスルーラや、異質とされたザテトラークのように……。

 無敗の3冠馬は、陣営も「真価発揮はこれから」の大展望をもつように、日本の3冠馬にとどまらず、祖代のサラブレットの世界の中のディープインパクトになってほしいものだ。広がる可能性は私たちだけが想像する以上に、もっと大きいかもしれない。

 アドマイヤジャパンは体型から3000mは…とも思えたが、自分でレースを作って3分04秒9だから立派。弥生賞での首差の価値を再確認させたともいえる。素晴らしい状態にみえたシックスセンスは、四位騎手も「悔いが残る」という通りの、アドマイヤフジもそうだが、打倒インパクトのためにはディープインパクトより後方追走は物足りなかった。

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