第67回菊花賞 レース結果&回顧

11R 第67回 菊花賞(GI)

サラ系3歳 3000m 芝・右 外
牡・牝(指定) オープン 馬齢
本賞金: 11200 4500 2800 1700 1120 万円
付加賞: 3958.5 1131 565.5 万円
発走 15:40
天候:晴   芝:良
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 8 18 ソングオブウインド 牡3 57.0 武幸四郎 3:02.7 レコード 33.5 480 +4 浅見秀一 8
2 7 13 マル父ドリームパスポート 牡3 57.0 横山典弘 3:02.7 クビ 34.0 466 +4 松田博資 2
3 3 5 アドマイヤメイン 牡3 57.0 武豊 3:03.0 1 3/4 35.9 498 +8 橋田満 3
4 6 12 メイショウサムソン 牡3 57.0 石橋守 3:03.4 2 1/2 34.9 518 +6 瀬戸口勉 1
5 7 15 アクシオン 牡3 57.0 田中勝春 3:03.5 1/2 34.4 520 -10 二ノ宮敬宇 10
6 5 9 マル父インテレット 牡3 57.0 藤岡佑介 3:03.5 ハナ 34.0 474 -4 萩原清 15
7 4 7 マルカシェンク 牡3 57.0 福永祐一 3:03.8 1 3/4 34.9 506 -4 瀬戸口勉 4
8 1 1 マル父トーホウアラン 牡3 57.0 藤田伸二 3:03.8 ハナ 35.2 480 +10 藤原英昭 6
9 2 4 タガノマーシャル 牡3 57.0 和田竜二 3:03.9 3/4 34.7 526 -6 中尾秀正 14
10 3 6 マル父ネヴァブション 牡3 57.0 石橋脩 3:03.9 アタマ 34.6 470 -4 伊藤正徳 12
11 1 2 ミストラルクルーズ 牡3 57.0 池添謙一 3:04.0 1/2 34.9 486 -4 鈴木康弘 11
12 7 14 マル市アペリティフ 牡3 57.0 安藤勝己 3:04.4 2 1/2 35.8 498 +6 坪憲章 7
13 4 8 マル父マンノレーシング 牡3 57.0 小牧太 3:04.6 36.2 464 +4 松元茂樹 17
14 8 16 マル父トウショウシロッコ 牡3 57.0 吉田豊 3:04.8 1 1/4 35.9 464 +2 大久保洋吉 13
15 5 10 マル市フサイチジャンク 牡3 57.0 岩田康誠 3:05.0 1 1/2 36.2 484 +4 池江泰寿 5
16 6 11 トーセンシャナオー 牡3 57.0 L.イネス 3:05.1 クビ 36.7 452 +14 森秀行 9
17 8 17 パッシングマーク 牡3 57.0 四位洋文 3:05.1 ハナ 35.4 478 0 浅見秀一 18
18 2 3 シルククルセイダー 牡3 57.0 秋山真一郎 3:05.4 1 3/4 36.6 510 +6 領家政蔵 16
タイム
ハロンタイム 12.8 - 11.5 - 11.1 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.9 - 12.8 - 12.9 - 13.2 - 13.0 - 11.9 - 11.2 - 12.5 - 11.9
上り 4F 47.5 - 3F 35.6
コーナー通過順位
1コーナー 5=(8,11)(1,12)13-(10,14)(3,7)16(2,4,15)6,18,9,17
2コーナー 5=(8,11)12,1,13-(10,14)-(3,7)(2,4,16)15,6(9,18)17
3コーナー(2周目) 5=(8,11)12,1(3,13,14)10(2,7,16)15(6,4)18(9,17)
4コーナー(2周目) 5=(8,11,12)(1,14)13(3,10,16,18)7(2,15,4)6,9,17
払戻金
単勝 18 4,420円 8番人気 馬連 13-18 6,480円 20番人気 馬単 18-13 24,280円 57番人気
複勝 18
13
5
760円
190円
230円
8番人気
2番人気
3番人気
ワイド 13-18
5-18
5-13
1,550円
2,410円
540円
14番人気
24番人気
4番人気
3連複 5-13-18 11,700円 32番人気
3連単 18-13-5 144,520円 300番人気
枠連 7-8 2,770円 11番人気                


レース回顧(netkeibaより引用)

菊花賞

 3分02秒7の菊花賞レコードが記録された。従来の記録は1998年のセイウンスカイ(横山典)の逃げ切りを、スペシャルウィーク(武豊)が追い詰める形で樹立された大レコードだったが、今回の主役もアドマイヤメイン(武豊)とドリームパスポート(横山典)のレースの作り方、ペース判断によるところがきわめて大きかった。

 勝ったソングオブウインド(父エルコンドルパサー)は、最後方近くでスタミナ温存。折り合いに専念し同馬の秘めていた可能性を100%というより、150%も引き出してみせた幸四郎騎手の好騎乗によるところ大だが、人気薄のかなり気楽な立場。はまった形だった。初GIどころか初の重賞制覇だから、今後が楽しみであると同時に、本当の評価を得るのはこの次だろう。ディープインパクトのニュースがあふれる中、凱旋門賞2着のエルコンドルパサーはとても黙ってはいられなかったのかもしれない。

 武豊騎手のアドマイヤメインが、神戸新聞杯とは一転し春の青葉賞でみせたのと同様のペースを落とさない逃げに出るのは考えられた通りで、前半一気に離してしまった。長距離戦では一旦大きく離れてしまうと後続はペースが読めなくなる。差を詰めるタイミングも難しくなり、動いてはいけないところで脚を使わざるを得ない馬が出てくる。

 1000m通過58.7秒。1200m通過は70.4秒。2番手以下はおよそ15馬身近くも離れてしまった。当然、菊花賞でみられるパターン通りそこから武豊騎手はペースダウンし息を入れにかかる。そこからもっともペースの落ちた1000mはなんと64.8秒だった。ところが2番手はマンノレーシング(13着)とトーセンシャナオー(16着)だから、差を詰める素振りもない。メイショウサムソンはその2頭とペースを合わせている。15馬身も離されてしまったのが第一の失敗、第二は13秒前後のラップを5ハロンも続けているアドマイヤメインとの差を少しも詰めていかなかったこと。

 息を入れるだけ入れたアドマイヤメインは3コーナー過ぎから再びペースを上げ始めるが、このときメイショウサムソンの石橋騎手は後ろを見ていた。アドマイヤメインはかわせる、あの馬とは勝負付けは済んでいると考えたのだろう。怖いのはマークしてくるはずのドリームパスポート(横山典)の方だった。たしかにその通りで結果は同馬に差されてしまうのだが、メイショウサムソンは底力の競馬にしたかった。アドマイヤメインの武豊騎手の作るペースを信じて、自身、3分03秒0の従来のレコードを更新する時計で乗り切ったアドマイヤメインを徹底マークしたかった。

 メイショウサムソンの敗因はもうひとつ。万全の仕上げに成功したのは確かだったが、当日の同馬、馬体重うんぬんではなくやけにぼったりして、3000mの菊花賞に3冠のかかる馬にしては研ぎ澄まされた印象に欠けていた。

戻る