第67回優駿牝馬 レース結果&回顧

11R 第67回 優駿牝馬(GI)

サラ系3歳 2400m 芝・左
牝(指定) オープン 定量
本賞金: 9700 3900 2400 1500 970 万円
付加賞: 2902.9 829.4 414.7 万円
発走 15:40
天候:晴   芝:良
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 5 9 マル父カワカミプリンセス 牝3 55.0 本田優 2:26.2   35.5 484 -4 西浦勝一 3
2 1 2 マル市フサイチパンドラ 牝3 55.0 福永祐一 2:26.3 3/4 35.4 494 +12 白井寿昭 5
3 5 10 マル父アサヒライジング 牝3 55.0 柴田善臣 2:26.4 クビ 36.3 488 -6 古賀慎明 7
4 7 13 マル市アドマイヤキッス 牝3 55.0 武豊 2:26.6 1 1/4 35.5 444 0 松田博資 1
5 3 5 マル父ニシノフジムスメ 牝3 55.0 藤田伸二 2:26.8 35.7 462 +8 藤原英昭 6
6 8 17 マル父マル市キストゥヘヴン 牝3 55.0 安藤勝己 2:26.9 3/4 35.3 422 +4 戸田博文 2
7 7 15 シェルズレイ 牝3 55.0 岩田康誠 2:26.9 アタマ 36.4 460 +6 松田国英 11
8 8 16 マル市マイネジャーダ 牝3 55.0 四位洋文 2:27.1 1 1/2 35.2 466 -4 阿部新生 18
9 1 1 マル父ブルーメンブラット 牝3 55.0 川島信二 2:27.1 ハナ 35.3 450 -2 安藤正敏 8
10 4 8 シークレットコード 牝3 55.0 G.ボス 2:27.5 2 1/2 36.7 474 -6 森秀行 13
11 6 11 マル市テイエムプリキュア 牝3 55.0 熊沢重文 2:27.5 ハナ 36.2 484 -2 五十嵐忠男 10
12 6 12 マル父キープユアスマイル 牝3 55.0 田中勝春 2:28.4 36.5 406 0 高橋祥泰 14
13 8 18 ヤマトマリオン 牝3 55.0 菊沢隆徳 2:29.1 38.8 450 -2 安達昭夫 9
14 2 3 マル父アクロスザヘイブン 牝3 55.0 小野次郎 2:29.9 38.9 456 -4 中野隆良 15
15 4 7 マル市ユメノオーラ 牝3 55.0 渡辺薫彦 2:30.1 38.6 438 -4 川村禎彦 17
16 7 14 ブロンコーネ 牝3 55.0 吉田豊 2:30.3 1 1/4 38.3 472 0 池江泰郎 12
17 2 4 マル父ヤマニンファビュル 牝3 55.0 石橋守 2:33.9 大差 43.9 492 -6 河内洋 16
中止 3 6 マル父コイウタ 牝3 55.0 横山典弘   454 -4 奥平雅士 4
タイム
ハロンタイム 12.5 - 10.9 - 11.3 - 11.6 - 11.8 - 12.4 - 12.8 - 13.5 - 13.2 - 11.6 - 12.2 - 12.4
上り 4F 49.4 - 3F 36.2
コーナー通過順位
1コーナー 4-10-(3,15)(2,8,18)(6,9)(1,5,7)(11,13)(14,17)12,16
2コーナー 4=10,15-(3,18)8(2,9)-6(5,7)(1,13)11,17,14,12,16
3コーナー 4=(10,18)15(8,9)3(5,2)(11,7,13)-17(1,14,12)16
4コーナー 4,10,18,15(8,9)2(3,5,13)11(7,17)1(16,12)14
払戻金
単勝 9 670円 3番人気 馬連 2-9 4,180円 15番人気 馬単 9-2 8,220円 26番人気
複勝 9
2
10
280円
500円
560円
3番人気
6番人気
7番人気
ワイド 2-9
9-10
2-10
1,800円
2,250円
3,370円
17番人気
25番人気
35番人気
3連複 2-9-10 33,430円 91番人気
3連単 9-2-10 164,300円 414番人気
枠連 1-5 1,830円 10番人気                


レース回顧(netkeibaより引用)

オークス

 抑えが利かずにかかって行ったヤマニンファビュルの前半(46.3-58.1-70.5秒)の数字が、記録としては逃げた馬のペースとして残るが、事実上の主導権を握ったのは離れた2番手のアサヒライジング(柴田善臣騎手)で、推定の前半1200m通過は(目測になるが)1分13秒8前後だった。これは牝馬2400mとすればほぼ理想の平均ペースで、次週、アドマイヤメインで逃げることが予想される柴田善臣騎手にとって、1週間前に絶好のモデルパターンができた形で、今回のオークスの前後半のバランスは(1分13秒8=1分12秒4)のもっとも自然な流れだった。

 したがって、レースは壊れなかった。脚元に異常を感じて3角手前で止めたコイウタ(4番人気)以外、上位7番人気以内に支持された候補が、1〜6着までにすべて入るという、その順番はともかく、極めて順当な結果に近いオークスだっただろう。現時点の、あるいは各馬の2400mでの総合力に近いものが示されたと考えることができる。

 カワカミプリンセスは、明らかに例年のスイートピーSの勝ち馬とは違っていた。桜花賞のキストゥヘヴンにも似たようなところがあるが、使いつつ良化して連勝を始め、ちょうどピークにも近い4戦目がオークス。今回は初めて馬体を少し絞ったことにより、チャカついたり、やや寸詰まりの体型が心持ち小さく見えたりしたが、文句なしの実力勝ちだろう。好位につけ早めにスパートする正攻法で力強く抜け出した。

 キングヘイロー2年目の産駒(ニシノフジムスメも同じ)。種牡馬キングヘイローの真価を証明するオークスだったともいえる。2分26秒2は(エイシンサニーの2分26秒1当時とはコース形態が少し変わったので)、事実上のオークスレコードでもある。ベテランの本田騎手も自信にあふれていた。やや地味な印象もあるベテラン騎手が、ちょっと地味なムードもある伏兵でGIを勝つ形がこの春ずっと続いている。

 カワカミプリンセスの牝系は5代ほど遡ると、アンバーシャダイなどを送るクリアアンバーと同じファミリー。配されてきた種牡馬はシアトルスルー、セクレタリアト、キートゥザミント。たしかな牝系の真価発揮でもある。西浦調教師は「これからスタートだ」とカワカミプリンセスの将来に強い自信をみせたが、4連勝で文句なしのGI制覇。いきなり世代のトップに躍り出た。

 2着フサイチパンドラは体が戻り、広い東京コースで(少し気難しいだけに)のびのび走れた。評価は難しかったが、これは納得の快走だろう。アサヒライジングは絶好のペースもあって、スタミナ十分の牝系らしい見事な粘り腰だった。アドマイヤキッス、キストゥヘヴンも、2400mとすればほぼ順当な結果で、2分26秒台で乗り切ったのだから立派なものだ。ニシノフジムスメはスタートで出負けの誤算はあったが、これもほぼ能力を出し切っての5着だろう。波乱のオークスではなかった。

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