第37回スプリンターズS 結果&回顧

N氏のレース回顧

先行争いしそうなメンバーはいずれも本調子になく前半は33秒台の流れで落ち着いてしまった。
先行勢の中では好調と思えるテンシノキセキがハナに立ったのは順当なところか。
ビリーヴが前々、アドマイヤとデュランダルが後方からも予想通り。
1〜5番人気の馬だけできれいに1〜5着で決着。

デュランダル
調教師は馬群に入れるなと指示したようで気性的に揉まれるとダメらしい。
差し有利の流れではないが差しきるのは非凡だが、もう少し成長しないと
王道歩むにはちと弱い。

ビリーヴは、有終の美を飾れなかったが勝ち運がなかっただけで
力は見せている。セントウルのときもそうだが惜しい内容。

アドマイヤは後方から間を突いて伸びてきた。
本質的にスプリンターではないように思うし、G1を取るにはもう一息何かがたりない感じ。

レディブロンドはキャリア考えれば凡走でもおかしくないが入着なら上々。
ここ一番で善臣騎手では先週と同じだけ走らせるので精一杯。
恨みはないがG1では最近音沙汰なくなってしまった。

テンシノキセキは上位と僅差まで粘った。
以前より力をつけているがハナに立っては勝ちきるまでは難しい。

第37回スプリンターズステークス レース結果

着順 馬番 馬名 斤量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
1 5 8 デュランダル    4 57.0kg 池添謙一 1:08.0   446Kg -2 5
2 6 11 ビリーヴ      5 55.0kg 安藤勝己 1:08.0 ハナ 476Kg +2 1
3 7 13 アドマイヤマックス 4 57.0kg 武豊 1:08.2 1 1/4馬身 478Kg +6 2
4 4 6 レディブロンド   5 55.0kg 柴田善臣 1:08.2 クビ 462Kg +4 3
5 1 1 テンシノキセキ   5 55.0kg 横山典弘 1:08.3 クビ 478Kg +2 4
6 6 10 アグネスソニック  4 57.0kg 四位洋文 1:08.4 クビ 486Kg 0 7
7 3 5 サーガノヴェル   4 55.0kg 木幡初広 1:08.5 1/2馬身 482Kg 0 8
8 8 15 イルバチオ     6 55.0kg 後藤浩輝 1:08.6 3/4馬身 490Kg 0 6
9 4 7 ゴッドオブチャンス 5 57.0kg 蛯名正義 1:08.8 1 1/4馬身 516Kg -10 10
10 2 2 ハッピーパス    5 55.0kg 田中勝春 1:09.0 1 1/2馬身 478Kg +2 9
11 2 3 キーゴールド    8 57.0kg 二本柳壮 1:09.1 1/2馬身 506Kg -4 13
12 7 12 イシノグレイス   6 55.0kg 江田照男 1:09.5 2 1/2馬身 476Kg +10 12
13 5 9 カルストンライトオ 5 57.0kg 村田一誠 1:09.6 クビ 492Kg -6 11
14 3 4 ショウナンタイム  7 55.0kg 吉田豊 1:09.7 3/4馬身 504Kg 0 15
15 8 14 ナムラマイカ    6 55.0kg 中舘英二 1:10.0 1 3/4馬身 454Kg -2 14
ハロンタイム  11.9 - 10.3 - 11.1 - 11.3 - 11.5 - 11.9
上り  4F 45.8 - 3F 34.7
3コーナー  (*1,4)9(5,7,11)(3,12,14)(2,6)-10,13,15,8
4コーナー  (*1,4,9,11)(5,7,12,14)(3,2,6)10,13(15,8)


<払戻金・給付金>

単勝 08 810円 5番人気
複勝 08 190円 4番人気
11 120円 1番人気
13 150円 2番人気
枠連 5-6 790円 4番人気
馬連 08-11 940円 4番人気
ワイド 08-11 360円 3番人気
08-13 490円 5番人気
11-13 260円 1番人気
馬単 08-11 2,320円 8番人気
3連複 08-11-13 1,170円 1番人気


レース回顧

 秋のG1の出発にふさわしい好レースだった。1分8秒0は、今季の中山の芝コンディションから予測された通りの勝ち時計で、なおかつ上位1〜5番人気の馬が1〜5着を占め、6〜10番人気の伏兵が6〜10着。11番人気以下が、その通りに11〜15着。もともと短距離のレベルの高いレースは不確定要素が少ないのだが、実力通りというか、考えられた能力通りに決着した珍しいレースだった。

 デュランダルは、脚質は差し一手だが、母方が典型的なスピード系で母の父ノーザンテースト。だからサンデーサイレンス初のノーザン牝馬とのG1制覇となったわけで、典型的なスプリンターだろう。このレースも、セントウルSも自身の上がり3ハロンは35秒前半だが、実はスパートしているのは直線だけで、この馬には上がり3ハロンという考え方は合わない。10秒台のスピードを2ハロン連続して「切れ」として使える特殊な馬で、1000mの場合のイルバチオ(上がりは31秒6)と同じような一面がある。このあとマイル路線に向かう予定というが、そこでも快走して欲しいと同時に、マイルの方が合っていると考えるのはたぶん不正解だろう。

 ビリーヴは力を出し切っている。坂の中山ではかなり能力減があるかと思えたが、この内容なら文句なしだろう。自身のラップは[33.6-34.4-11.9秒]。これで差されたのだからやむを得ない。

 アドマイヤマックスはなだめて進み、インよりの馬群に突っ込んだのは予定通り。この日、武豊騎手は再三インをついて勝っていた。坂を上がりあと一歩の伸びを欠いたが、1分8秒2は前回と同じ。後半の33秒7も、前走33秒9と大差なく、こちらもスピード型だが、6ハロンでは。ここまでかもしれない。

 レディブロンドは負けはしたが、前走と同じ1分8秒2。G1級にもまれつつだからこれは立派なものだ。テンシノキセキまで、上位はみんなほぼ能力を出し切っている。

戻る