定年後の読書ノート
ヘーゲル読書会(第1回)、名古屋ヘーゲルを読む会
ヘーゲルを読むにあたって。

A氏、効率良い思考:弁証法を学ぶには、ヘーゲルは避けて通れない。読むことは財産だ。

B氏、音楽、芸術、哲学なぜあの当時、ドイツ文化は開花したのか。それを極めたい。

C氏、ヘーゲルの知的好奇心には驚く。歴史的大人物を学びたい。

D氏、マルクスを意識しながらヘーゲルを学ぶ。何故社会主義は崩壊したのか、探りたい。

E氏、ヘーゲルの本を買った。さっぱり判らない。これから本当に読めるのか。心配だ。

Fさん、女性にはヘーゲル哲学は無縁なのか。議論で反論出来ない悔しさを解消したい。

ヘーゲルの若き学究時代のこぼれ話

8歳にして、シェークスピア全集を贈られ、これを読んでいる。学生時代は成績トップ。父親は封建領主に直結、母親は先進官僚に直結。1970年にドイツでヘーゲル生誕200年祭

この時若きヘーゲルの人間像が新しく発掘された。兎に角すごい読書家であり、教養人。ヘーゲルは本を読む時は、きちんと読後観を書き残していた。当時の神学院とはエリートコース。若くしてギリシャ語、ラテン語に通じた。当時ドイツ近代化の中で、大学教師の地位は著しく向上した。ヘーゲルは自然科学が好きだった。物理学、天文学も好きだった。博物学では実験の大切さを意識していた。散歩が好きだった。

歴史の学習法は、暗記主義ではなく、あくまで、歴史的事件を通じて時代を見る目を養っていた。ソクラテス、プラトンについては熱心に勉強していた。彼の日記には、善の中に悪しき側面があるという弁証法的記述がすでにある。ヘーゲルの読書にとても及びつかないが、せめてキケロのスピヨの夢、老人論は読んでおきたい。その他、これからヘーゲルを読むに際して、聖書のローマ使徒への手紙、キッサロへの手紙、パウロ伝の使徒口伝は読んでおきたい。神学論集の民族宗教とキリスト教も読んでおきたい。

パウロとは反キリストの男だったが、キリスト教徒を処罰する過程で、改心し使徒となった男。異教徒にキリスト教を伝播するに際し割礼は関係無いとした男。その軸となるのは愛。愛については、プラトンの饗宴が面白い。ここで取り上げられている愛はエロスであり、アガベーではない。これから共通テキストとして取り上げていくのは、「キリスト教の精神とその運命」。

ヘーゲルを学ぶには、当時のヨーロッパ激動の歴史を良く把握すること。フランス革命、ドイツ哲学。

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