定年後の読書ノート
朝日新聞元旦社説、2002年1月1日、
「現代」をどう見るか。毎年新年各社新聞社説から学ぶのを正月の仕事にしている。主軸は我が家購読の朝日新聞。「厳しい国際環境はしっかりと見据える。同時に、複眼的な冷静さと柔軟さを忘れない。」これが朝日新聞の社説のポイントである。不穏な年明けだ。イラク、北朝鮮、テロ脅威。米国は変ってしまった。抜きんでた軍事力を背景に、米国はひたすらに戦争へ突き進もうとしている。米国は、過激テロが生まれる根っこを深く詰めようとしない。

日本にも米国を笑えぬ状況がある。北朝鮮への敵対感情をあおる雑誌が氾濫し、戦前の歴史を美化しようとする動きもある。しかし日韓にはかってない友好ムードの中にある。

「千と千尋の神隠し」ではないが、欲望の渦巻く中、優しく対処し、そこに欲望にうごめく彼らの弱さや淋しさを引き出す道もある。

今日本に必要なのは、苦い過去を乗越えて、対立ではなく、柔軟さではなかろうか。

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