定年後の読書ノート
日本経済新聞新年社説、2003年1月1日、日本経済新聞
「議論の段階は過ぎた。実践と行動の年だ」。これが日本経済新聞新年社説の主張である。

長期経済停滞、日本は異常である。この試練に立ち向おうとする気迫が日本にはない。無気力と問題の先延ばし、これが現在の日本だ。この15年間は世界が戦後もっとも構造変化した時期である。冷戦崩壊、冷戦期には直接投資を「トロイの木馬」と拒絶した東欧圏は、直接投資で経済の活性化を取り戻した。中国も然り。日本だけが外国資本受け入れに消極的である。しかし現時点では、日本には改革も成長もない。

世界は制度改革競争の時代にある。実践こそ肝要である。危機に対処する必要な資源、人材、技術力、貯蓄はある。無いのは政治の意志であり、官僚の使命感であり、企業家精神である。議論している時間は無くなった。今年こそ実践の年だ。

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