パスポート紛失で始まったスペイン



「パスポートが無い」 気づいたのはフランクフルト空港構内連絡バス下車直後。最後の機内放送「本機は直ちにニューヨークに向けて飛び立ちます」。急いでルフトハンザ航空窓口に駆けつけ、機内捜査を依頼。「残念ながらパスポートは発見出来ませんでした」。事務的な回答に息が詰まる。マドリッドに飛び立っていく7人の仲間と悔恨の別離。1人空港構内に残される。「戸籍謄本を至急日本から取り寄せなさい」。日本領事館の回答も事務的だ。独り者の自分には、日本から謄本を取り寄せるのは無理だ。「帰国しよう」。翌日の名古屋行きチケットを確保。それにしてもパスポートが無くてどうやって帰れるのだろうか。不安は募る。誰も居ない待合室に座り込んで、事態を冷静に整理。

「パスポートは必ず機内にあるはずだ」。再度 空港警察に独り機内捜査を依頼に出かける。

1時間後、いかめしいドイツ警察官は、小生のパスポートを持って、にこやかに現れた。ドイツ警察に心から感謝。

マドリッドに独り追いつき到着したのは深夜12時。荷物は出てこなかった。次便を待って空港構内で一夜を明かす。翌朝、荷物がノコノコとコンベアに載って、顔を出した時は嬉しかった。直ちに、空港より中央駅にタクシーを飛ばす。「ステーション」では通じない「スタチオーン」。午後のクエンカ行き新幹線の切符を何とか手に入れる。オリーブ畑の大地を新設スペイン新幹線は快適に走り続ける。車窓より広大なスペインの田地を見つめ、食堂車で飲んだ生ビール(カーニャ)は実に美味しかった。トレドでのスケッチ第1日目を終了した仲間7人とクエンカのホテルロビーで再会出来たのは夜の8時だった。皆大喜びで祝福してくれた。夕食に皆と飲んだ白ワインも実に美味しかった。


スペイン・クエンカ・宙吊りの家 スペイン・プエルタ デ セグーラ 
アルハンブラ宮殿を望む スペイン・モクリンの集落
スペイン・モンテフェリノの集落 スペイン・アルコスの崖


スペイン・オルベラの教会 スペイン・アルコスの街角
スペイン・アルコス・パラドール前 スペイン・アルコス・崖の上の教会


出発2011年9月26日  帰国10月9日 全14日間  全日快晴 平均気温30度 描き上げたスケッチ全部で6号14枚 
マドリッド→トレド→クエンカ→プエルタデセグラ→グラナダ→モクリン→モンテフェリノ→オルベラ→アルコス→マドリッド     8人乗りベンツ レンタカー走行距離 アンダルシア一周 1400km     

このスケッチ旅行は「幸福の条件」に充たされた7人にとって人生充実の時間でもありました。


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