古代ギリシャを巡る

近代文明の源を遡っていくと、どの道もギリシャ文明にたどりついてしまう。死ぬまでに是非ギリシャを見ておきたい。そんな気持に背を押されギリシャ遺跡へ旅立った。


アクロポリス・パルテノン神殿を独りゆっくりと登る。ソクラテスが、プラトンが、アリストテレスが、白衣をたなびかせながら神殿から顔を覗かせる。「自然とは何か」、「人間とは何か」、「神とは何か」、ギリシャ哲学は、やがてキリスト教教理へと集約されていく。このアクロポリスの高台から人類の知恵は開花していった。感動の高台に立ち、旅の喜びを実感する。


ギリシャ北部メテオラ修道院は、生前孝子が愛した絶景写真の1枚だった。あの写真と同じ場所に立ち、同じアングルでカメラを構え、「孝子、僕は淋しいんだ。もう君のところに逝きたい気分だよ」と、涙しながらシャッターを押す。

               

 




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