定年後の読書ノートより
奈良県の歴史散歩・上巻、奈良県歴史学会、山川出版社
4〜5世紀奈良盆地三輪山中心に古代豪族。ここに大陸文化を持った弥生文化人、九州からの諸豪族達はどのように絡んで天皇政権を樹立したのか。

蘇我氏と渡来人との関連、飛鳥文化にみる仏教伝来と大化改新にいたる律令国家体制確立、藤原京都城と大和三山古墳文化。中央政権樹立と平城京遷都。京内条坊制区画。745年大仏殿造営。平安遷都後は南都七大寺。藤原北家と結びついた興福寺。僧兵=奈良法師。

律令制度は如何に崩壊していったのか。南都を知行国とした平家、源頼朝決起で呼応した僧兵。東大寺、興福寺を焼き払った平重衡。南都保護した鎌倉幕府。興福寺が握った南都警察権、社寺を本所とする能楽集団、独占権を振り回す市や座組織、松永久弾正永の東大寺大仏殿焼討ち。

維新直後の廃仏毀釈の嵐は、古都奈良に大打撃。上知令で寺院は神祭に転換、荒れた古刹。宝物の散逸。五重塔が売りに出され、堂塔も学校や官庁に転用。明治4年政府は社寺の宝物散逸を防ぐ為「古器物保存方」を布令、1882年には古社寺保存金制度実施。大戦中国宝は田舎に疎開無事。昭和24年文化財保護法成立。開発と文化財保護の問題は今日に至る。

古都奈良・興福寺

大仏建立に尽くした行基。藤原鎌足病気平癒を願った山科寺が興福寺の始まり。

藤原不比等が興福寺と命名。平安時代には神仏習合説をもとに春日大社に進出。

奈良公園

660ha.鹿=三作石子詰伝説。1200頭。若草山=三笠山。

春日大社

遣唐使航海安全祈願祭祀。藤原道長春日詣。1800の石灯篭。1000の釣灯篭。

東大寺

聖武天皇大仏造立。鎮護国家思想。大仏開眼筆墨、インド僧菩提遷那。平重衡

焼き討ち後、重源資金集め、宗工人陳和卿大仏鋳造。

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