年の瀬に出かけたベトナム

年の瀬が押し迫った12月21日、突然ベトナムに出かけた。ホテル窓からハノイ郊外をスケッチする。道路には無数のバイクや車がひしめいている。ベトナムは長い間憧れの国だった。世界一強いアメリカ帝国主義に勝利したというもすごい歴史を誇る国として。
ホテル窓より、ハノイ市郊外を眺める
ハノイから車で往復6時間、世界自然遺産ハロン湾へ行く。クルージング船内で食べた海鮮料理は実に美味かった。ベトナムの桂林といわれる奇岩絶壁の際を船は静かに進む。甲板でロッキングチェアに横になり、ショパン別れの曲を一人口にする。
ベトナムの桂林、ハロン湾の奇岩絶壁
ベトナム建国の父、ホーチンミン廟。誠実なる社会主義者。ベトナム戦争は何故勝利できたか。それは純朴ともいえる彼の誠実さが一貫して流れていたからだ。歴史は常に人間的な生き方を貫いた人のみを英雄として記憶する。
ハノイ市内にあるホーチンミン廟
ベトナム中部フエ・ダナンの町。幾つかの宮殿遺跡を見て回る。繁華街ビル屋上から町の喧騒をスケッチする。ものすごいバイク。交差点には信号がない。一つの呼吸ですべてが動く。これをビルの上から、ビールを飲みながら、1時間見つめた。
ダナン市内 信号のない、市の中心部
ホーチミン北部、三角地帯クチで地下トンネルに潜った。クチの地中にはアリの巣のように地下トンネルが掘られ、全長250kmにも達するという。中に入って驚いた。狭くて、真っ暗で、暑くて、息苦しく、とてもとても長くもぐってはいられなかった。よくぞ闘った。涙が止まらなかった。メコン川デルタ地帯へ行った。北部ハノイではオーバーを着ている人も見かけたのに、南部はものすごい暑さだ。帰国後寒暖の激しさに参ってしまったのか、正月早々から咳き込み、喉痛み、間接痛でのたうちまわっている。鳥インフルエンザにかかってしまったのだろうか 心配だ。(2006/1/1 記)
250km も堀り続けたというベトコン地下トンネル



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