名古屋資本論第1巻講座 ガイダンス   ワーキングプアーと「資本論」

講師 宮川彰先生 1948年 愛知県一宮市生。滝高校、東京大学経済学部。経済学博士。
首都大学東京教授。名古屋・東京・埼玉・鎌倉・横浜で資本論講座。宮川実先生の娘婿。

受講生飯森さんの言葉から。
今回で、10周年89回目の講座。ここで学ぶことは、私にとって何よりも心の癒しである。


1、最近の新聞資料から。
時代が急激に変化。ウロタエルナ。資本論は、現代社会を見抜く原理的な書物である。
軍事(グルジア戦争)外交(核不拡散条約)経済(AIG保険の救済)に見えてくる
ダブルスタンダード(二重基準)とは、抑圧の二枚舌。ゴリ押し。
貧富の差は、確実に拡大している。ワーキングプアとは、生活保護基準以下の賃金。
日本の億万長者124万人、生活保護世帯142万人、
年収300万円以下48%、貯蓄ゼロ世帯23%

2、賃金とは何か
賃金の本質は、労働者の生活費だ。すなわち、労働力の再生産費用なのだ。
現役の過度労働と、予備軍の過小就業、失業、の悪循環を、資本は貨殖の手段にする。
ヨーロッパの賃金の動向では、パートもフルも格差なし。

3、労働賃金をめぐる歴史的背景
マルクスは資本論の中で、経済学史をきちんと整理し、労賃とは、労働能力の再生産に必要な生活手段をつくりだすために必要な労働時間であるとしている。重農学派は、剰余価値を創造する労働、したがって、その生産物のうちにこの生産物の生産中に消費された諸価値の総額よりも高い価値が含まれるところの労働だけが生産的であるという基本的命題をうちたてた。

志を持った人が読めば、資本論は、歴史の集大成を凝縮したものであり、人類の知恵を学ぶ喜びがここにはある。

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