資本論講座 3月21日 講義内容

いよいよ、第3章 貨幣または商品流通に入ってきた。商品の交換過程は、内容的には社会的物質代謝であり、形態的には商品の変態である。

       W2GW3       商品流通は 資本の出発点

<生産界> W1GW2        商品流通最後の産物は貨幣

    W0GW1          貨幣は資本の最初の現象形態

          <消費界>    資本は流通の中で発生する。G-W-G'


労働力の購買と販売

 労働力とはその使用価値そのものが価値の源泉であるという独自の性質を持っている

 

強烈な皮肉と哲学的な意味を含ませた二重の意味での労働の「自由」

 1 自由な人格として自分の労働力を自分の商品として自由に処分する「自由」

 2 売るべき他の商品を持っておらず、自分の労働力の実現のために必要な一切のものから解き放たれて自由であるという意味での「自由」


労働力の価値とは、労働力の所有者の維持に必要な生活諸手段の価値         

資本の運動の定式 G-W-G を見ると、G-W(購買)と W-G(販売)のどちらも、流通過程に属する取引。そこでは、価値の等しいものが交換されるのが市場経済の法則で

まともな取引なら、この交換からGは生まれることはあり得ない。

非等価物の交換ならば、買い手、売り手の損得は相殺しあうので、Gは生まれない。


マルクスは明らかにする。剰余価値は流通からは生じない。交換は、等価物同士が交換されるという法則から、剰余価値はここからは生まれない。

しかし、資本家は、この法則をきちんと守りながら、過程の終わりには、彼が投げ入れたものよりも多くの価値を引き出している。

ここに剰余価値論のなぞがある。

「ここが ロドス島が、ここで跳べ」

マルクスの問題整理は、経済学者に対する強烈な、痛烈な批判がここでなされている。

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