定年後に読む資本論
第4篇、相対的剰余価値の生産第10章、相対的剰余価値の概念
労働力の価値減少に関して非常に印象深い一節がある。

競争の科学的分析が可能なのは、資本の内的本性(ここではマルクスは、労働力の価値を引き下げ、必要労働時間を引き下げるということ意味している)が把握されているときに限られるのであり、それは、天体の視運動(観測者から見た運動)が、その現実の、しかし感性上知覚し得ない天体の運動を認識する人だけに理解されうる。

マルクスが言いたいのは、哲学、原理がわかっていないと幾ら現象を捉えても深く考察することは出来ないと言うこと。

労働の生産力の増大について

労働の生産力を増大させ、労働の生産力の増大によって、労働力の価値を低下させ、こうしてこの価値の再生産に必要な労働日部分を短縮するためには、資本は、労働過程の技術的および社会的諸条件を、したがって、生産方法そのものを変革しなければならない。

特別剰余価値について

労働日が変わらない場合、剰余労働を増加するためには、必要労働時間を減少するほかない。このためには、可変資本に対し、不変資本を増加し、労働手段の効率を高めること、生産量の増大を伴うし、同業者にいずれ追いつかれ、社会の平均値になってしまうが、それまでは、特別剰余価値を手に出来る

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