定年後に読む資本論
第12章 分業とマニュファクチュア 第1節マニュファクチュアの2重の起源
  • マニュファクチュアとは、分業にもとづく協業を基礎としながら、労働手段についてはまだ機械体系を導入しておらず、たんなる道具に依存している。その起源は2つある。
  • 一つはさまざまな種類の自立的手工業の労働者たちが、同じ資本家のもとで、1つの作業場に終結。
  • もう一つは同じ資本家のもとで、協業する労働者に労働の分割がもちこまれ、次第に体系化される。
  • いずれの場合も労働者は、一つの作業を担当する部分労働者に転化していく。その結果は次の如し。

  1. 労働者は部分作業の一面的器官に転化し、必要とされる労働も単純、容易化していく。
  2. 労働者は、一日中、単純、部分、継続労働に従事させることとなる。
  3. 労働者が部分作業の専門化され、同時に道具も分化し、専門化する。

  • これらの結果として、マニュファクチュアは独立専門手工業者や単純協業にもとづく生産にくらべ、労働の生産力を著しく増大させうる。

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