定年後に読む資本論

15章第2節、労働日と労働の生産力とが不変で、労働の強度が可変である場合

正直に言って、まだ労働の強度と労働の生産力の違いがはっきり分からない。大月経済学辞典で違いを学ぶ。

労働の強度とは、内包的大きさであり、強度の大きい労働は、同一時間内により大きな価値を生む。これに対し生産力のより大きな労働は、同一時間内により多量な使用価値を生産するが、生産される価値量は不変なので、個々の商品の価値は低下する。労働の強化、すなわち同じ時間内における労働支出の増加、労働力の緊張の増大、労働の濃縮は、相対的剰余価値の一形態である。労働の生産力が向上すると、同一量の労働によって、同一量の価値と、より多量の使用価値が生み出されるので、商品一単位当たりの価値は労働の生産力向上に比例して低下する。

資本性生産のもとでは、労働の生産力は急速に向上する。個別資本家は特別剰余価値の取得を目的として生産方法の変革を追求するし、新生産方法が一部に導入された後は、競争の作用によって、その導入が全資本家に強制されていく、新生産方法の普及によって、労働の生産力の向上が一般化し、社会的必要労働の短縮、商品価値の低下が生じる。この過程はたえず反復される。資本性生産では、労働の生産力向上は、剰余価値の増大など、各種の注目すべき諸結果を伴う。

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