定年後に読む資本論
15章、労働力の価値と剰余価値との大きさの変動 第5篇 剰余価値の生産
この章の根本となる定義の確認。

労働力の価値は、平均労働者が慣習的に必要とする生活手段の価値によって規定される。この生活手段の総量は、その形態が変動することはあっても、一定の社会の一定の時代には与えられており、それゆえ不変の大きさとして取り扱われる。変動するのはこの総量の価値である。さらに二つの他の要因が、労働力の価値規定の中に入り込む。一方では、生産様式と共に変化する労働力の育成費であり、他方では、男子か女子か、成年か未成年か、という労働力の自然的相違である。

労働力の価値と剰余価値との相対的な大きさは、次の三つの事情によって制約されている。

@労働日の長さ A労働の標準的強度 B労働の生産力

上記三条件の可変数によって、労働力の価値と剰余価値との相対的な大きさは異なってくる。

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