定年後に読む資本論
第6篇、労賃、第19章、出来高賃金
時間賃金は、労働時間によって払われるが、出来高賃金では労働者によって支出された労働によってはかられる。勿論、出来高賃金は、時間賃金の変化された形態に過ぎないが、出来高賃金には、平均的な品質という観点、さらに労働の強度について確かな尺度を資本家に与える。

この場合、労働の質と強度が、形態そのものによって規制されるので、この形態では労務監督不要すなわち、労働者により労働者の搾取にさえ道を開くことになる。

労働性の変動により、同分量の生産物によって表される労働時間が変動する。したがって出来高賃金が変動する。これは資本家と労働者の間に絶え間ない闘争を呼び起こす。資本は、労働の生産性は、労働者には何のかかわりもない、とはねつける。

ここをクリックすると目次に戻ります