定年後に読む資本論
第6篇、労働賃金、第20章、労働賃金の国民的差異、
前半のテーマは、賃金の国家間比較についてであり、後半のテーマは次篇に関連する剰余価値の配分についてである。

労賃の比較は、労働力はどのような要因で評価されるかを整理すると、生活必需品の価格、労働者の育成費、婦人児童労働の役割、労働の生産性、労働強度等がからむ。

国家間賃金比較は同一産業、同一労働時間、を調整した後、労働の生産性、強度の要因を除くために時間賃金ではなく、出来高賃金で比較すべきである。

資本主義の発達した国と、これから発達しようとしている国を比較すると、日賃金は発達している国の方が高い。しかし相対的労働価格、すなわち剰余価値ならびに生産物価値に比較して労働の価値は後進国の方が高い。

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