定年後に読む資本論
7編、第21章、単純再生産、新日本出版
単純再生産とは生産規模がこれまでと同じ規模で反復されていくこと。(従って蓄積を伴わない)。

この為には<生産手段>と<労働力>が、これまでと同一でなければならない。従って剰余価値は追加されることはなく、不生産用途すなわち資本家の個人的消費となり、再生産は同一規模と構造で進行する。

ここでは資本家や労働者とするより階級表現の方が理解が簡単。資本家階級は、労働者階級によって生産され、資本家階級によって取得される生産物の一部分を受け取りうる証書を労働者階級に与える。労働者は絶えずこの証書を資本家階級に返付し、それとともに彼自身の生産物のうちで、彼自身のものとなる部分を資本家階級より引き取る。

再生産では、<可変資本>なるものは労働者が自分の維持に要する生活元本であり、資本は他人の不払労働の物質化にほかならない。

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