定年後に読む資本論
22章、剰余価値の資本への転化、第1節、拡大された規模での資本主義的生産過程
剰余価値を資本に再転化するとは、資本の蓄積のことであり、労働力の不断の売買により、資本家はすでに対象化された他人の労働の一部を、より大きな分量の生きた他人の労働と交換し、資本を増加していくことである。

最初の資本は、こうした過程で次第に消滅し、無限小の値に収斂する。しかし資本家は、あらたな剰余生産物の所有者となる。私有の取得の法則は、資本主義的取得の法則に転化する。

この法則下では、労働者は、自分自身の労働の生産物を取得することは出来ず、一方資本家は、他人の労働の生産物を取得する権利が明確にされる。

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