定年後に読む資本論
第4節、剰余価値の資本と収入とへの比例的分割から独立して蓄積の規模を規定する諸事情
剰余価値率は、どんな事情によってきめられるか。

1,蓄積を規定する第1の事情は、労働力の搾取度である。

労働賃金は、労働力の価値に等しい。 だから資本家は労働者が、奢多貧を消費することを非難し、賃金が高いことを痛嘆する。 勿論、労働日の延長や、労働の強化によっても、剰余価値量は増大し、蓄積は促進される。

2,次に重要なのは労働の生産力である。

労働力の価値が低下すれば、相対的剰余価値を増大させるばかりではなく、同じ資本価値で、より多くの労働力を動かす。

3, 充用された資本と、消費された資本の差額、すなわち生産機能する資本と、摩損する資本との差額は、増大する。

4,投下される資本規模が大きくなれば、剰余価値は大きくなる。

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