定年後に読む資本論
第7篇、資本の蓄積過程、第22章、剰余価値の資本への転化、

5節、いわゆる労働元本

資本の大きさは、剰余価値が収入と追加資本とに分割される比率いかんによって絶えず変動し、決して固定したものではない。

資本は弾力性に富んだ社会的富みの一部分である。ジェレミー・ベンサム、マルサス、マッカグ等古典経済学は、こうした社会的資本を固定した大きさと考えた。

従って人口が増大すれば、労働者1人当たりの分け前は、必然的に小さくなるが、これは決して資本家の責任ではないと言った。これは資本の弾力性を無視した、事実を隠蔽しようとするドグマに過ぎない。

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