定年後に読む資本論
第2篇貨幣の資本への転化 第4章貨幣の資本への転化 第1節 資本の一般的定式
  • 商品流通は資本の出発点である。商品生産、商品流通は、資本が成立する前提をなす。貨幣は資本の最初の現象形態である。買うために売るC―M―C。売る為に買うM―C―M。これが資本を生成する。
  • どちらも対立する2局面の統一である。 M―C―Mでは、貨幣は前貸しされるに過ぎない。出発点への貨幣の還流である。循環を推進する動機は交換価値そのものである。両極の量的な相違がある。
  • 最初に前貸しされた価値は、流通の中である剰余価値を付け加える。すなわち自己を増殖する。この運動が貨幣を資本に転化させる。資本としての価値増殖は、貨幣流通の自己目的である。
  • 利得することの休みの無い運動のみが資本家の直接的目的として取り扱われる。懸命な資本家は貨幣を絶えず繰り返し流通にゆだねることによって、絶対的な到富衝動を達成する。
  • 価値は、過程を進みつつある価値、過程を進みつつある貨幣になり、そしてこのようなものとして資本になる。価値は流通の中で自己を維持し幾倍にもし増大して戻ってくる。

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