定年後に読む資本論
第3篇絶対的剰余価値の生産第5章労働過程と価値増殖過程 第2節 価値増殖過程
  • 資本家は交換価値を持つ使用価値、物品商品を生産する。
  • 資本家は生産諸手段と労働力との価値総額よりも大きい価値を持つ商品を生産しようとする。
  • 資本家は主張する。労働者は、何も無いところで自分の手足だけで商品を生産できるのか。労働者は材料があって、始めて商品が作れてのではないか。資本家の生産諸手段によって、生産が出来たのだ。
  • 資本家は言う。自分は監視、監督の労働をした。自分の労働も価値を形成したのだ。後はこのために特に雇った経済学の教授達にまかせて、さっさと居なくなる。
  • 資本家は労働者の1日の労働は支払ったと言う。労働力1日の創造する価値が、日価値の2倍の大きさであるという事情は、資本家にとって幸運だが、労働者にとって不当行為ではないという。
  • 資本家は、流通に投入したより、半労働日分だけ多く流通から引き出す。この全経過すなわち彼の貨幣の資本への転化は、流通部門にいうておこなわれるのであり、しかも流通部門において行われるのではない。流通の媒介によって行われる。
  • 労働過程の本質は、使用価値を生産する有用的労働であり、価値増殖過程は量的側面からのみ表れる。使用価値を創造する限りでの労働と、価値を創造する限りでの同じ労働との間の区分は、いまや、生産過程の異なる2側面の区別として表れた。

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