経済学ゼミナールで学ぶ第1章のまとめ

現代資本主義と商品論 一橋大教授 松石勝彦 経済学ゼミナール 新日本出版社
第1節 現代資本主義と商品論
  • 現代資本主義社会は労働生産物を商品とする高度に発達した商品生産社会。商品の分析から始める。
第2節 現代資本主義社会と商品の2要因(使用価値と価値)
  • 現代資本主義社会では、使用価値は商品という社会的富の素材的内容であり、複雑になっている。
  • 交換価値とはある使用価値が、どれだけ多くの量の他の使用価値と交換されるかという比率できまる。
  • いろいろな交換価値に共通するものこそ、価値である。内実である価値が、交換価値として現象する。
  • 抽象的人間労働が商品に固定化されたものが、価値である。人間の労働力がまずあり、これを動かすと労働になり、この労働が凝固すると価値になる。
  • 商品の価値の大きさは、この商品を生産するのに社会的に必要な 平均労働時間によって決まる。
第3節 現代資本主義社会と労働の2重性格
  • 労働の2重性格とは、具体的有用労働と抽象的人間労働であり、商品の多様化は範囲の拡大となる。
  • 商品に含まれる労働の2面的な性格は、資本主義的商品生産社会の通過段階に過ぎない。
  • 具体的有用労働は @ 生産的活動は、目的、作業の仕方、対象、手段、結果によって規定されている。A これらの質的に異なる有用的労働は、全体として社会的分業を形成する。B有用的労働は、いつの社会にも存在する超歴史的なものである。C 商品体は労働と自然素材の結合ぶつである。
  • 支出の形態にかかわりない人間の労働力の支出が抽象的人間労働である。複雑労働=k x 単純労働
第4節 現代資本主義社会と労働価値説
  • 労働価値説から、労働者階級の解放、社会変革の必然性が出てくる。労働価値説の反論が効用価値説基本的には労働が価値の源泉ではなく、効用が価値の源泉。価値は需要と供給によって決まるとの説。しかし効用価値説では商品の価値は測定不可能である。社会の諸現象が説明出来ない。
  • 情報は価値を生むか。労働価値説でどう説明するか。情報労働者も剰余価値を生む。
第5節 価値形態または交換価値
  • 新商品の開発ラッシュは、商品世界が拡大し、人間労働が真の意味で抽象的労働になる。
  • 相対的価値形態の内実は、抽象的人間労働にある。ある商品の価値は、他の商品の一定量の使用価値で表現される。等価形態では、使用価値が、その反対物の価値の現象形態になる。
  • 商品世界の相対的価値形態は、1つの等価物商品を排除し、一般的等価物とする。貨幣形態の始まり
第6節 商品の物神的性格とその秘密
  • 資本主義社会とは、商品と商品との社会的関連を通して人との社会的関連がいえる社会である。
  • 労働生産物が社会的関係を結び、あたかも物神であるように見えること。商品形態をとると生まれてくる。始めは私的労働である。商品交換を通して、社会的労働になる。
  • 労働生産物が商品になるのは、わずか資本主義的商品生産社会だけの限界性が浮き彫りになった。
第7節 現代資本主義と商品生産
  • 現代資本主義商品生産の特徴@新商品ラッシュ。A 多品種少量生産 B 商品の国際化
  • かくて商品論も量的に拡大し、質的に深化する。

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