中国世界遺産九寨溝・黄龍の旅


現在中国世界遺産31ヶ所の内、一番人気が高いのは、1975年偶然の機会に発見された、四川省山奥チベット部落にある九寨溝(きゅうさいこう)。平日には1万人、休日には何と3万人の観光客が押し寄せる。「九寨溝見ずして、水の美しさを語る勿れ」これが今中国の合言葉になっている。

 

 

チベット山脈の雪解け水が地下水脈を通って、九寨溝の地表に突然湧き出るという豊富な湧き水は、滝となり、幾つかの池を満たす。池の水の透明度は底に沈んだ老木が湖面からはきっりと透けて見えるからすごい。水の色はコバルトブルーからビリジアンまで、様々な透明色に変化して、不思議な感動を見る者に与える。

 

また、近くの黄龍では、石灰岩から染み出た湧き水は、長い時間をかけて石灰岩を溶かし、幾つかの段々池を形成している。これを中国人は黄龍と名づけている。カルスト地形の鍾乳洞は幾つも見てきたが、地表に重なる美しい透明水の段々池は、何ともいえない大自然の不思議さであり、ああすごいものを見たという感動に胸いっぱいになる。

 

この旅は、重慶から往復2000kmの山道をバスで揺られて4日間走り続けた。車窓から、現代中国の様々な横顔を見た。中国を始めて見たのは文革直後の30年前だった。あの頃の中国と、現代中国はまったく別の国である。日本の首相は、今も中国を侮辱する靖国参拝を続け日本軍国主義復活の巧妙な姿勢誇示を続けている。我々は今こそ憲法九条死守に起ち上がらなければならないと、あらたに決意する旅でもあった。





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