定年後の読書ノートより
イメージを読む 美術史入門 若桑千葉大教授著、築摩書房、1100
異文化を理解する入口は美術。美術史は人類が創造してきた世界の総体を理解する最適方法。どれほど個性的であっても、作家は自分の生きている社会や時代から無関係ではいられない。美術史はここから入る。

時代には、その時代に共通した視角の形式がある。

ルネサンス様式…15世紀、平面的、形は明晰、統一的、閉ざされている、構築的

マニエリスム様式・・・技術が高度に発展し、技巧が洗練された形式、20世紀発見。

バロック様式・・・17世紀、奥行き的、不明瞭、部分強調、解放的、絵画的。

ロココ様式、 古典主義様式。

イメージの特徴を見抜く目を持つこと。それを記憶すること。作品の思想すなわち意味や形式の原因を探す。

図像学、図像解釈学によって、絵画の解析方法を教えられる。

本ではミケランジェロのシスティーナ礼拝堂のフレスコ画天地創造と、レオナルド・ダ・ウィンチのモナリザについて、詳しく解説してくれる。この本に関する、自分の読書ノートは延べ12ページに及んだ。作者の鮮やかな論理的展開に美しさを感動してついつい引き込まれていったのだと思う。

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