「春の匂いを少し少しだけ感じたくて・・・の巻

 3月24日  曇り/時々雨翌日は晴れ

  今年初の釣行が始まった。
 遠方からの友人と、釣りの弟子でもあるがロッドメイクの師匠でもある彼と僕と3人での
 解禁を迎えた。

 遠方からの友人は、昨年春に結婚式を上げたばかりの新婚さん。
 今回は奥さんのご実家が僕らの住まいの近隣なのでこちらに
滞在ってことでやって来
 たのであった。

 行く場所は以前から目星をつけておいた。
 さて、集合場所の駅前で「新婚さん」を待つこと5分。奥様の運転でやって来た。
 明るい!奥様の「おっはー!」で今日一日の良い予感がした。
 とにかく明るい。まさに太陽!
 では「行ってきまーす」
 なんでも奥様もフライフィッシィングに填めたくて、管理釣り場へ昨年度は連れて回った
 とかで・・奥さん曰く
「だって管理釣り場って釣堀でしょ??私、自然の川で釣りしたぁーい」
 と言ったとか!!

 そんなお話しを聞き「うん!是非今度フライで川遊び行こうよ」と旦那抜きで話しを決めて
 しまったのであった。

 さあ到着だ。久々の「正装」に気分も引き締まる。
 久々の「正装」に身も引き締まった。

 僕も今年は2年かかりで仕上げた「newロッド」での出陣で、ビルダーの師匠は#3,#4の
 バンブーロッド数本を用 意してくれていた。

 「君達テスターなんだからしっかり頼むよ」
 水量は平水よりやや多し、濁りもややあり、しかし妥協できる程度。水温は6℃。ただ、
 天候が曇ったり雨がパラツイタリ。

 そんな中、石の裏から元気良く出たヤマメが、新婚さんに挨拶にやって来た。
 一同、美しいヤマメの姿に「綺麗だねぇー」「いいおんなだねぇー」「久々だねぇー」
 などそれぞれが声を掛けてリリース。

 残念ながら持ち出したデジタルカメラの電池が消耗していてヤマメの姿は撮れなかったが、
 脳裏には焼きついた。
 使用したフライは#18のフローティングニンフ。
 クイルボディーのパラシュートタイプで、ドライはドライだが、半沈みとでも言おうか。。。。
 しかし水面での反応はやはり興奮だ!

 順番にポイントを責めながら釣り上がる。それぞれが綺麗なヤマメに出会えて満足。
 川原は昨年と違う景色も所々あった。やはり降雪が多かったのだろう、そんな景色が
 山々の至るところに傷跡を残 していた。

 昼食を食べる頃、天候も青空が顔を出し始めたが、上流部はまだまだ雪もある。
 心なしか水量も増えて、水温も下がって来た。

 さて、帰りは林道へ出て下らなければ。・・・・・
 道中、可憐な花と「春の味覚」を少々頂いて・・・・今年も幕が上がった。